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 「名作の書き出し 漱石から春樹まで」石原千秋
石原千秋
光文社
¥ 861
(2009-09-17)
Amazonランキング: 106180位

小説の言葉の意味は、僕たち読者が身につけている言葉の意味との差異によって豊かに読まれる。「私はこの言葉はこういう意味だと思っていたけれども、この小説では違っているようだ」と感じたとき、僕たち読者は小説を豊かに読みはじめている。
小説の書き出しを読むとき、僕たち読者はその小説に対する自分の態度を決めるために、さまざまなことを読みとろうとする。書き出しを読んでいるわずかの間に自分をその小説の理想的な読者として「調律」しているのである。
この本では、一人の読者として小説の書き出しにとまどいながら、自分を理想的な読者に「調律」するまでのプロセスを書いてみた。(「まえがき」より一部改変)
タイトルの通り、夏目漱石や川端康成などの名作の定番から山田詠美、吉本ばなななど現代の代表作まで15作品を取り上げたものです。何となく読むのに敷居が高いなあと思っているような差う品でも、作品の描かれた時代背景や小説のあらすじや解説なんかが簡単に書かれているので面白いです。
私は、取り上げられた全15作品中読んだ事あるのは3作品しかありませんでした。タイトルを知っているだけという作品ばかりだったので、もう少し広げて読んでいきたいなと思える本だった。本を読んでみたいけど、どこから入ったらよいか分からないという人はここに出てきた作品を読んでみるとよいかもなあと思った。

ちなみに取り上げられた15作品は以下のものです。

夏目漱石『それから』
谷崎潤一郎『痴人の愛』
太宰治『人間失格』
川端康成『雪国』
三島由紀夫『金閣寺』
大江健三郎『万延元年のフットボール』
中上健次『枯木灘』
村上龍『限りなく透明に近いブルー』
田中康夫『なんとなく、クリスタル』
向田邦子『あ・うん』
山田詠美『ベッドタイムアイズ』
吉本ばなな『キッチン』
松浦理英子『ナチュラル・ウーマン』
江國香織『きらきらひかる』
村上春樹『スプートニクの恋人』
| 2010.01.29 Friday | その他の本(その他) | comments(2) | trackbacks(0) |
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| 2017.06.26 Monday | - | - | - |
Comment
村石太&あけみ&まこと
田中康夫 プログで 検索中です
なんとなくクリスタル 流行りましたね
まだ 私は 読んでいません。
田中康夫さんの 講演会を ある学園祭で 聴いたことあります。ちょうど 長野の県知事に なるぐらいの時期かなぁ?よく思いだせない。超満員でした。(その教室は 後ろの方だと 声しか 聞けない状態 廊下に あふれるぐらいの人)
小説家研究会(名前検討中
アメコ
コメントありがとうございます。
田中康夫のなんとなくクリスタルは流行ったそうですねー。
いつか読みたいと思いつつも、未だに読めてないのですが…。
講演会が満員など、今でも人気みたいですね。









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