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 「東京湾景」吉田修一
東京湾景 (新潮文庫)
東京湾景 (新潮文庫)
吉田 修一

「愛してないから、こんなに自由になれるの」「それでも、お前と一緒にいたかったんだよ」。品川埠頭の倉庫街で暮らし働く亮介が、携帯サイトの「涼子」と初めて出会った25歳の誕生日。嘘と隠し事で仕掛けあう互いのゲームの目論見は、突然に押し寄せた愛おしさにかき消え、二人は運命の恋に翻弄される。東京湾岸を恋人たちの聖地に変えた、最高にリアルでせつないラブストーリー。
★★★

出会い系サイトをきっかけにして出会った男と女。東京湾岸を舞台にして、海の潮の匂いがしそうなほどの恋物語でした。
いろんな男女が出てきていたけど、印象に残るのはやっぱり主人公の亮介かな…。
昔、激しいほどの恋をして、本気で好きになってもいつかは気持ちが冷めてしまう、ずっと同じ気持ちのままではいられないと思う亮介と、体と体でしか繋がれないから抱き合うのではなく、心と心で誰かと繋がりたいと思う美緒。
そんな二人の恋の結末はしっかりとは描かれない。読者の想像に委ねられていて、逆にとても気になる。

あと、小説家の青山ほたるも微妙に気になりました。何だか危ないキャラクターですよね…。心配になります。
| 2008.05.20 Tuesday | 作家別・や行(吉田修一) | comments(0) | trackbacks(0) |
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