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 「パーク・ライフ」吉田修一
パーク・ライフ
パーク・ライフ
吉田 修一

停車してしまった日比谷線の中で、間違って話しかけた見知らぬ女性。知り合いのふりをしてくれた彼女は同じ駅で降り…。東京のド真ん中「日比谷公園」を舞台に男と女の「今」をリアルに描く、第127回芥川賞受賞作。
★★★★
「パーク・ライフ」「flowers」

「パーク・ライフ」
電車の中で間違えて見知らぬ女性に話しかけてしまい、その後偶然日比谷公園再開してから、一緒にお昼をすごすようになった男女の物語。
二人はお互いの名前すら知らないけれど、そんなの分からないくらいに、昔からの知り合いのような雰囲気がある。名前なんて知らなくてもこれくらい親しくなれたらものすごくいいですね。
最後、女性は何を決めたのかが気になります。

「flowers」
飲料の補充をする会社につとめた石田が先輩の運転手・望月元旦と交流していく話。
元旦は同僚の永井さんの奥さんと浮気をしているが、さらに永井さんの奥さんを慎二さんにも紹介していたり、石田にも紹介しようとしたりするすごい奴。
それでも永井さんに飄々と接する。
タイトルが「flowers」なだけあって、花を生けるシーンがたくさんあって、元華道部としてはその辺は楽しく読めました。男性が花を生けるってなんかいいですねー。

これを読んで思ったのはどっちの話も人と人との距離感を描いたのかなあってことかな。「パーク・ライフ」ではお互いの名前も知らぬ男女の交流、とりたてて問題が無いことが逆に問題になっている夫婦。
「flowers」では、仲がよかった石田と妻の鞠子が話が進むと徐々に関係がドライになっている様子、石田と従兄の幸之介の関係、辺りかな。
| 2008.01.05 Saturday | 作家別・や行(吉田修一) | comments(0) | trackbacks(0) |
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