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 「夏の終わりに君が死ねば完璧だったから」斜線堂有紀

片田舎に暮らす少年・江都日向は劣悪な家庭環境のせいで将来に希望を抱けずにいた。そんな彼の前に現れたのは身体が金塊に変わる致死の病「金塊病」を患う女子大生・都村弥子だった。彼女は死後三億で売れる『自分』の相続を突如彼に持ち掛ける。相続の条件として提示されたチェッカーという古い盤上ゲームを通じ、二人の距離は徐々に縮まっていく。しかし、彼女の死に紐づく大金が二人の運命を狂わせる―。抱えていた秘密が解かれるとき二人が選ぶ『正解』とは?

金塊病という、体が金になっていく病気を抱えた弥子と出会った江都。弥子の身体は死後3億の価値になり、彼女はそれを江都に相続したいと話す。2人で会う内に好意を抱くのだけど、それは3億があるからなのではないか、それとは関係ないという事をどうやって証明したらいいのかみたいな話。私は汚い大人だからどうしたって大金は切り離せないように思えるけど子供な彼らは決してそうではないと思える。全体的に読みやすくて良かった。どうしても別れは避けられない作風だけど悲しいだけじゃないのが良かった。

| 2019.10.02 Wednesday | 作家別・さ行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
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