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 「7月24日通り」吉田修一
7月24日通り
7月24日通り
吉田 修一

普通の女には、平凡な未来しかないのかな? でも、一度くらいはドラマみたいな恋をしてみたい。間違ってもいいから、この恋を選ぶ。そう思ったこと、ありませんか? 「東京湾景」の著者がおくる長編ラブストーリー。
映画「7月24日通りのクリスマス」の原作本です。
私、映画化とかされると自分が映画を見る、見ない関係なしに原作本が読みたくなります。やっぱ原作の本があると、映画よりおもしろいんじゃないかと思うからなんですが。それで「博士の愛した数式」とか「出口のない海」(これはまだちゃんと読んでないけど)とか、あと映画じゃないけど「白夜行」なんかもそれが理由で読んだな。そこから自分がまだ読んだことない作家との出会いにもなるのでなかなかいいのです。
これ読んだら吉田さんの本を最初から追いかけてみようかなと思いました。この本はかなり好きでした。
自分にいまいち自信のない小百合は自分の住んでる町をポルトガルのリスボンと重ねて楽しんでいる。ハンサムな弟、耕治のことを誇りに思っていて、耕治が地味な感じのめぐみと付き合っているのを認めることが出来ない。
そんななか、高校の部活の同窓会であこがれていた一つ年上の聡史と再会する。

聡史と亜希子とのことでいろいろゆれてる小百合の気持ちについつい同調しながら読んでました。そして、警備員の男の人との出会いもステキでした。本屋での出会い。いいなー。
停電した街を二人でデパートの屋上で見るシーンもステキです。この本の中で一番好きなシーンです。
章ごとのタイトルも後半のほうで、話との繋がりが出てきておもしろかった。

しかし、落ち着いて考えてみると聡史もわりとひどい男に見えるのに、小百合の恋を応援してしまう辺り、たぶんかなり小百合に感情移入しているんだろうなあ。

作中に出てくるフェルナンド・ペソアの本が気になりました。
ポルトガルの海―フェルナンド・ペソア詩選 不穏の書、断章
| 2006.11.25 Saturday | 作家別・や行(吉田修一) | comments(0) | trackbacks(0) |
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