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 「妊娠カレンダー」小川洋子

妊娠カレンダー
妊娠カレンダー
小川 洋子

 

 

 

 

出産を控えた姉に毒薬の染まったジャムを食べさせる妹…。妊娠をきっかけとした心理と生理のゆらぎを描く芥川賞受賞作「妊娠カレンダー」。謎に包まれた寂しい学生寮の物語「ドミトリイ」、小学校の給食室に魅せられた男の告白「夕暮れの給食室と雨のプール」。透きとおった悪夢のようにあざやかな三篇の小説。

「妊娠カレンダー」「ドミトリイ」「夕暮れの給食室と雨のプール」

妊娠した姉に、染色体を壊す作用がある薬がついたグレープフルーツのジャムを作って食べさせる妹の話「妊娠カレンダー」、さびれた学生寮に通う主人公と管理人の話「ドミトリイ」、給食室を見つめる親子の話「夕暮れの給食室と雨のプール」の3篇。

どの話も読んでてなんとなくぞっとする。
妊娠カレンダーは妊婦の人は読まないほうがいいだろうなあ。嫌悪感持ちそうだ。
ただ、これ読んで妊婦の女の人のお腹の中にもう一人ひとが入っているという、その不思議な違和感みたいな感じ、なんとなくわかる。

「ドミトリイ」は読んでてホラーかと思った。読み終わった後も、つい深読みしてしまう。このさびれた学生寮の閉塞感みたいなのをすごい感じた。

「夕暮れの給食室と雨のプール」は、私小学校でも中学校でも給食委員なんかやってたんですけど、そのときのことを思い出しました。学校で給食作ってるところって実際にあるんですかね。私のとこは町の給食センターで町内の小・中学校の給食はまとめて作っていたので、小学校の給食室でエビフライを作る過程を見たとかそんなことはなかったですね。そもそも中学校には給食室なんてなかったし。
でも、小学校の給食室のあの広くて、ガランとした独特の雰囲気は何となく覚えてる。あそこは一人でいたら怖そうだ。

 

 

| 2006.09.03 Sunday | 作家別・あ行(小川洋子) | comments(0) | trackbacks(1) |
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