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 「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」村上春樹
評価:
村上 春樹
文藝春秋
¥ 1,785
(2013-04-12)
Amazonランキング: 173位

良いニュースと悪いニュースがある。多崎つくるにとって駅をつくることは、心を世界につなぎとめておくための営みだった。あるポイントまでは…。
大学2年生の時に、高校時代から仲の良かったグループの4人から突然絶縁された多崎つくる。やがて30代になった彼は沙羅という年上の女性と良い感じになるが、彼女から高校時代の友人に会ってきちんとどうして縁を切られたのか、話を聞くべきだと言われ、かつての友人たちと会う事にする。
前作の1Q84よりもかなり分かりやすくて結構好きな話だった。暗喩やメタファー的なものとか、謎のまま放置されているエピソードは気になるし、自分でも考えてみてもこれといった答えは出てこないんだけど、それでもこれはこのままで良いんだと思えるくらい話的には上手くまとまっている気がする。
特につくるがアオ、アカ、クロと、かつての友人たちを訪ねていく辺りは先が気になったし。特に真実が明かされないままのエピソードの中ではシロの件が一番気になった。ヒント的なものが作中にあるのかまったくないのかそれすらも分からないままだった。よく分からない部分もあるのに、物語としては話が分かりやすくて絶妙なバランスだなと思う。春樹作品を余り読まない人に入門的な感じで良い話かと思う。
| 2013.08.19 Monday | 作家別・ま行(村上春樹) | comments(0) | trackbacks(0) |
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