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 「桐島、部活やめるってよ」朝井リョウ
評価:
朝井 リョウ
集英社
¥ 1,260
(2010-02-05)
Amazonランキング: 102256位

バレー部の「頼れるキャプテン」桐島が突然部活をやめた。
それがきっかけで、田舎の県立高校に通う5人の生活に、小さな、しかし確実な波紋が広がっていく。
野球部、バレー部、ブラスバンド部、女子ソフトボール部、映画部。
部活をキーワードに、至るところでリンクする5人の物語。
桐島はどうして部活をやめたのか?
17歳の彼らは何を抱えているのか?
物語をなぞるうち、いつしか「あの頃」の自分が踏み出した「一歩」に思い当たる……。
世代を超えて胸に迫る青春小説の傑作! 第22回小説すばる新人賞受賞作。
桐島を巡る物語かと思いきや、桐島の役割は本当に部活をやめただけで本編には一切出てこない仕様です。そんなわけで朝井リョウを初めて読みました。
文体は軽いのでささっと読めた。桐島と同学年の少年少女のオムニバスみたいな話でした。私は作者の朝井リョウと同年代なので作中で出てくる固有名詞は結構分かるのですが、私の親世代とかが読んだら果たして楽しめるのかなとも思いました。若い人向けの話だよなあと思う。かと言って妙にしぶい映画やクラシックを若いのに嗜んでいたりする人が多い島本理生作品の登場人物みたいなのでも違和感あるし、この辺のさじ加減って大事なんだなと思いました。桐島〜では、固有名詞に頼りすぎの感じがありました。豊島ミホとかチャットモンチーとか岩井俊二とか、作者の朝井リョウが好きなんだろうなあってくらいにバンバン出てきてた。なのでちょっと作者の好みが透けて見えて個人的には邪魔に感じた。
内容は最近話題のスクールカーストがテーマとしてあるみたいで、クラスになった瞬間に自分は上か下かを見分けるというのは分かるなと思いました。私が女子高出身だからかもしれないけれど、クラス内でグループ分けが済めば、そんなに階層の違うグループの事は気にせず過ごすような気がするのだけど、共学とかではまた違うのかなー。体育で数にカウントされないとかはあるあると思ったけれど、これはどっちかって言うと高校より中学っぽいかな。これまた私が女子高出身だからなのかもしれないですが。上位グループの人が下位グループのきらめきを羨ましがるとかは無い気がする。あと、軽く読めるエピソードばかりなのにソフトボール部の宮部実果の話だけ妙に重いエピソードなのが逆に浮いて気になってしまった。
そして色々言われているので知っていたけれど、作中からほとばしるリア充臭が凄まじいなと思っていたら、最後の著者紹介のストリートダンスサークルの部分が一番リア充してんなーと感じました。
| 2013.05.12 Sunday | 作家別・あ行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
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| 2020.03.27 Friday | - | - | - |
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