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 「さよなら妖精」米澤穂信
評価:
米澤 穂信
東京創元社
(2004-02)
Amazonランキング: 313165位

一九九一年四月。雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。遠い国からはるばるおれたちの街にやって来た少女、マーヤ。彼女と過ごす、謎に満ちた日常。そして彼女が帰国した後、おれたちの最大の謎解きが始まる。覗き込んでくる目、カールがかった黒髪、白い首筋、『哲学的意味がありますか?』、そして紫陽花。謎を解く鍵は記憶のなかに―。忘れ難い余韻をもたらす、出会いと祈りの物語。気鋭の新人が贈る清新な力作。
1991年、ユーゴスラヴィアからやってきたマーヤと知り合いになった高校生の守屋たち。マーヤは白河の家に住み込みで手伝いをしながら守屋たちと交流し、やがてユーゴスラヴィアへと帰国する。しかしユーゴスラヴィアの情勢は悪い事になっており、守屋たちはマーヤを心配する。
話としては高校生4人とユーゴスラヴィアから来たマーヤの交流の話であるんだけど、読んでいくと途中でこうなっちゃうんだろうなと予想がついて何だか物悲しい話だよなと思った。守屋たちがどんなにマーヤの心配をした所で、彼らは唯の高校生だから無力で何も行動に移す事は出来ない。そうした無力感もあって苦い青春小説なのかなとも思う。
マーヤは氷菓の千反田を彷彿とさせる知りたがりキャラで普通に可愛らしくて好感を持っていただけに、やっぱり彼女の結末は悲しかった。
| 2013.02.22 Friday | 作家別・や行(米澤穂信) | comments(0) | trackbacks(0) |
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| 2020.06.03 Wednesday | - | - | - |
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