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 「殺人鬼フジコの衝動」真梨幸子
評価:
真梨幸子
徳間書店
¥ 790
(2012-03-24)
Amazonランキング: 3837位

十数名を殺害した伝説の殺人者フジコ。少女はなぜ殺すのか。最後の一行を読んだ時、切なくも驚くべき著者の仕掛けに驚愕必至!
読んでいて良い気分ではないのに先をどんどん読まされるような話だった。個人的には湊かなえと同じカテゴリーに入れたい話。
両親と妹を何者かによって殺されたフジコは叔母に引き取られて育つ、フジコは自分にとって不都合な事が起こると、それを修正しようとし、そのためには平気で人を殺すようになってしまう。ばれなければそれは悪い事ではない、それがフジコの言い分で、そのためにフジコは友人や夫も殺してしまう。作中で色々フジコの言い訳というか、フジコの主張があって、中にはまあ否定はしないなと思える事もあったんだけど、それでも人として越えてはならないラインは超えちゃ駄目だよなあという感じなので同情は一切出来ない。
フジコは普通に狂っているんだけど、最後のオチまで読んでフジコもだけどそれ以上に狂っている人がいる事を知って更にゾッとする仕掛けで、小説として面白いなあと思う。

私は限定版を買ったんだけど、それには「私は、フジコ」と言う短編付きだった。これは更に続編へと繋がる話らしいです。そっちも読むと、世の中には親によって自分の自我を形成する前に縛られちゃう人が多いのかなあと思えて、そう思うとやっぱりキツイ話だよなあと思う。でも続編読むのも楽しみではある。
| 2012.11.24 Saturday | 作家別・ま行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
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| 2019.12.14 Saturday | - | - | - |
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