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 「少女」湊かなえ
評価:
湊 かなえ
双葉社
¥ 650
(2012-02-16)
Amazonランキング: 3119位

親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。自殺を考えたことのある敦子は、死体を見たら、死を悟ることができ、強い自分になれるのではないかと考える。ふたりとも相手には告げずに、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアに行く―死の瞬間に立ち合うために。高校2年の少女たちの衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー。
湊かなえの2作目。人が死ぬ所を見たいと思った2人の少女が、夏休みの間にそれぞれ人の死を見るために行動する。敦子は高校の補習を兼ねてボランティアで老人ホームへ、由紀は読み聞かせのボランティアをきっかけに入院中のタッチーと昴という2人の少年と知り合う。人の死が見たくて行動するというのは、夏の庭っぽいなあと思った。内容は全然違うけど。

最初はあるきっかけですれ違っていた敦子と由紀がお互いを理解していく友情ものなのかなと思っていたのに、最後の方で怒涛の伏線回収と一緒に一気にエグイ感じのラストへと向かって行って、びっくりした。
この先のことは分からないけれど、作中の台詞とか良くない行動をした人物はみんな不幸になっているから、敦子も由紀もこのままハッピーエンドにはならないだろうと予想できるので結構鬱な話だなあと思う。
解説読んで、名前も重要だったんだなと気付いた。少女の解説はきちんと解説っぽいので読後に読むのがおすすめ。

とまあ、嫌な感じの話ではあるんだけど、やっぱり面白い。湊かなえは癖になるなあ。
| 2012.09.16 Sunday | 作家別・ま行(湊かなえ) | comments(0) | trackbacks(0) |
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