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 「きのうの世界」恩田陸
評価:
恩田 陸
講談社
¥ 600
(2011-08-12)
Amazonランキング: 82108位

評価:
恩田 陸
講談社
¥ 600
(2011-08-12)
Amazonランキング: 27719位

上司の送別会から忽然と姿を消した一人の男。一年後の寒い朝、彼は遠く離れた町で死体となって発見された。そこは塔と水路のある、小さな町。失踪後にここへやってきた彼は、町の外れの「水無月橋」で死んでいた。この町の人間に犯人はいるのか。不安が町に広がっていく。恩田陸がすべてを詰め込んだ集大成。(上巻)
塔のある町が抱える秘密を住人たちは何も知らない。夜に塔を見てはいけないという町に伝わる不思議な教え。亀とハサミと天の川のステンドグラスが表す意味とは。殺された男は駅の掲示板に奇妙な貼り紙を持ち込み、誰かと連絡を取っていた。彼は町の秘密に触れてしまったのか。雨が降る。町の本当の姿が明らかになる。(下巻)
ある日突然失踪した市川吾郎。一年後、遠く離れた町で死体となって発見される。犯人も見つからず、何故彼がそんな遠い場所で殺されなければならなかったのか。市川吾郎の行動を軸にして彼が最期を過ごした土地の謎を絡めつつの物語。
恩田さんの作品って今回で読むの3冊目なのですが、こういう作風の人なのかな。何か普通のミステリとは違って、好みが分かれそう。ちょっと現実離れしているというかなんというか…。町の秘密が判明する辺りは面白かったけど、散々引っ張っていた市川吾郎の死の原因にはがっかりしたなあ。ご都合展開に感じてしまって残念。
| 2011.09.19 Monday | 作家別・あ行(恩田陸) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「Q&A」恩田陸
Q&A
評価:
恩田 陸
幻冬舎
(2004-06-11)
Amazonランキング: 392953位

2002年2月11日午後2時過ぎ、都内郊外の大型商業施設において重大死傷事故発生。死者69名、負傷者116名。未だ事故原因を特定できず―。質問と答え(Q&A)だけで物語が進行する、リアルでシリアスなドラマ。謎が謎を呼ぶ“恩田陸ワールド”の真骨頂。
会話形式で進んでいく作品。ある日、デパートで原因不明の事故が起こり、多くの人が亡くなる。事故が起こったきっかけは、複数あるようだけれど、どれもここまでの大惨事になるほどのものとは思われなかった。序盤は事故の原因を調べようとするインタビュアーと、事故に関わった人とのインタビュー形式の会話が主体となっていて、後半からは、事故の話を軸としながらも、人間の嫌な面を見るような話になっている。

最初はどうして事故が起こったのかが分からなくて、もやもやした気分であったのに、読んでいくにつれて、人間の嫌な面がどんどんと浮かび上がってくるので、少しゾッとする。
最終的にも、事故はどうして起こったのかが全く分からないのに、人の嫌らしさ、醜い面はしっかりと描写されているので、後味の悪い作品だった。
| 2010.09.22 Wednesday | 作家別・あ行(恩田陸) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「蛇行する川のほとり」恩田陸
評価:
恩田 陸
中央公論新社
¥ 620
(2007-06-25)
Amazonランキング: 218577位


憧れの存在であった高校美術部の上級生・香澄と芳野の二人から、夏休みに演劇祭の舞台背景画を描き上げるための「合宿」に誘われた毬子。胸躍らせて「船着場のある家」に赴いた彼女を待ち受けていたのは、遠い夏の日に封印されたはずの秘密だった……。ノスタルジーの語り部・恩田陸が紡ぐ永遠の少女たちの物語。

実は初めて読んだ恩田陸。少しは青春っぽい感じなのかと思っていたけど、暗い感じを漂わせる話だった。
真夏のじりじりとした空気と常に張り詰めた緊張感みたいなものが漂っていました。
昔、「船着場のある家」で起こった殺人事件。その事件に関係している高校生の少女3人と少年2人。事件の真相をお互いに探りあいながら合宿をする5人。

それぞれの人物が事件で見たことや予想を言っていて、それが当たっているわけではないので、どれが真実なんだろうと気になった。
結局、登場人物たちは本当の真実を知ることは無いわけだけど、読んでいるほうには真実が最後には分かる。

これは幼い頃の残酷さと少女時代の終わりを描いた作品。少女時代の終わりは、こんな風に唐突に、そして突然に起こるものなのかもしれないですね。
| 2008.07.07 Monday | 作家別・あ行(恩田陸) | comments(0) | trackbacks(0) |