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 「アシンメトリー」飛鳥井千砂
評価:
飛鳥井 千砂
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,575
(2009-09-25)
Amazonランキング: 223579位

結婚したい女。自由を選びたい女。結婚という形を選んだ男。好きな人と結婚したい男。非対称な男女の結婚と恋愛を描く、長編恋愛小説。
4人の男女の結婚にまつわるストーリー。面白く読めたんだけど、物語の後半で朋美の性格がかなり変わってしまっているのに納得がいかなかった。結婚に縛られているなあとも読んでいてかなり思った。まあ、それは話のテーマでもあるから仕方ないのだろうけど。
貴人のあれも怖いなあと思ったりして、いまいち人物に共感出来なかった。そして男が関わってくると女の友情なんて簡単に憎悪に変わるのね…と思いました。
| 2011.04.12 Tuesday | 作家別・あ行(飛鳥井千砂) | comments(0) | trackbacks(1) |
 「サムシングブルー」飛鳥井千砂
評価:
飛鳥井 千砂
集英社
¥ 1,365
(2009-06)

ありえない。恋人と別れた次の日に、昔の恋人と昔の親友の結婚式の招待状が届くなんて―。今の私に、この結婚は祝えない。小説すばる新人賞作家が丹念に描き出す、幸福を探し求める私たちの物語。
2年間付き合った恋人と別れた次の日に高校時代の恋人と親友が結婚するという招待状を受け取り、それをきっかけにして高校生の時の体育祭実行委員で集まって新郎新婦にサプライズでプレゼントしようと計画する。そのための準備をしながらも主人公の梨香は複雑な思いを抱いて素直に祝福出来ずにいる。高校生の時のエピソードを間にはさみつつ展開されていた。内容に対してページの量が多いなと思ったのだけど、一回のってきたらスラスラ読めたかな。この話は梨香にとってただタイミングが悪かったってだけなんだよなあと思ってしまった。
| 2009.12.27 Sunday | 作家別・あ行(飛鳥井千砂) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「学校のセンセイ」飛鳥井千砂
学校のセンセイ
飛鳥井 千砂

教師に希望を見いだせない青年と周囲の人間が織りなすやさしい物語。第18回小説すばる新人賞受賞作家による、受賞後第一作。
なんか妙にリアリティのある主人公だなー。こういう先生絶対にいる。
なんとなく教師になって、愛知の高校に勤める主人公・桐原。口癖は面倒くさい。学校で起こるいざこざにも、面倒くさいと思ってしまいます。
そんな中、居酒屋で偶然出会ったポスターカラーのような色のミニスカートをはいた女性が気になったり、クラスの生徒はホストに騙されそうになっていると知ったり、別の生徒には想いを寄せられたりといろんな出来事が起こります。

作者の飛鳥井さんは女性なのに、男の人の視点がうまいなあと思った。不自然な感じが全然しなくてすんなりと作品に入れました。そういえば前作の「はるがいったら」でも、同じような事を思った気がします。

面倒くさがりな桐原もいろんな出来事を経て、徐々に変わっていこうと思うのですが、それもまた自然な感じがしてよかった。桐原の過去の出来事も結構あっさり明かされているなあと思ったけど、読み終わってみるとこれはこれでいいのかなと思える。

気のいい坪井くんが読んでて好きでした(笑)兄弟のネーミングもすごすぎ!
あと、小枝のしているツィギーファッションのツィギーも高校の時、英語の授業で出てきたのであれか!とすぐに分かりました。確かファッションの歴史についての内容だったかな。あの単元は結構まじめに受けてたので結構記憶に残ってました。
| 2007.09.21 Friday | 作家別・あ行(飛鳥井千砂) | comments(4) | trackbacks(2) |
 「はるがいったら」飛鳥井千砂
はるがいったら
はるがいったら
飛鳥井 千砂

テスト(まだ終わってないけど)が、とりあえず落ち着いたので息抜きにちょっとだけ読もうかなと思って読み始めてたら、いつの間にか一気に読んでしまいました。老犬の介護をする姉弟を通してさりげなくある善意と悪意の世界にすっかり引き込まれてしまった。

行が進路のことで悩むとこなんか自分にとってタイムリーなだけにあぁ、わかるわかるって感じだった。園が他人の悪いところに目がいくのもわかる。そういうことを考えた後、自己嫌悪を感じるのもわかるんだよなあ。こういうのって誰にでもあるもんだと思ってるけど実はそうでもないのでしょうか。
見た目はすごい派手な忍をとことんいい人として描いているのに、それとは対照的に何でも出来る様だけど、出来ない人たちをどこか見下したような目で見ていた恭司や、めぐみとかさりげなく人の底意地の悪さが出ているのがまたすごい。
ネットの掲示板のくだりとか普通に恐ろしく感じた。些細な誤解とか、ほんのちょっとのきっかけで大きく崩れる人間関係がまた怖いよなあ。それだけ人と人との関係ってアンバランスなんだよなあと感じた。
| 2006.02.25 Saturday | 作家別・あ行(飛鳥井千砂) | comments(0) | trackbacks(0) |