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 「ハゴロモ」よしもとばなな
評価:
よしもと ばなな
新潮社
¥ 1,404
(2003-01-20)
Amazonランキング: 722433位

失恋の痛みと都会の疲れを癒すべく、故郷に舞い戻ったほたる。雪に包まれ、川の流れるその町で、これまでに失ったもの、忘れていた大切なものを彼女はとりもどせるのだろうか―。言葉が伝えるさりげない優しさに救われるときはきっとある。人と人との不思議な縁にみちびかれ、自分の青春をあらたにみつける静かな回復の物語。

再読。愛人生活をしていたほたるが、彼と別れ故郷に戻って過ごす話。時期的に今読むのにちょうどいいなあと思った。前読んだ時も印象に残ったのだけど、ほたるがみつるのラーメンを初めて食べる時にインスタントだったのを突っ込むシーンが好き。不思議な力やオーラがある人が出てくるいつものばなな作品だけど、それを他者の力になるために使おうとしていたり優しいおとぎ話のような話だった。

| 2017.01.13 Friday | 作家別・や行(よしもとばなな) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「スナックちどり」よしもとばなな
評価:
よしもと ばなな
文藝春秋
¥ 1,296
(2013-09-27)
Amazonランキング: 258881位

40歳を目前に離婚した「私」と、身寄りをすべてなくしたばかりの、いとこのちどり。イギリス西端の田舎町を女二人で旅するうち、魔法にかけられたような時間が訪れる―。
離婚をした主人公と祖父母を亡くした主人公のいとこ、ちどりの海外でのひと時。派手に旅行しているわけではなく、ゆったり過ごしながら今までの自分たちやこれからについて話しているのだけど、静かに頭に入ってくる感じがばなな作品らしくて好き。久しぶりに読んだから素直な気持ちで読めたけどうーんと気になる部分もやっぱりあった。ばななさんはオカルトとか宗教とか浮世離れしたヒッピーっぽい人とか何かしら出てくるよなあと思った。
| 2016.06.03 Friday | 作家別・や行(よしもとばなな) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「はじめての文学 よしもとばなな」よしもとばなな
評価:
よしもと ばなな
文藝春秋
¥ 1,337
(2007-01-12)
Amazonランキング: 267377位

「キッチン」「おかあさーん!」「おやじの味」「バブーシュカ」「ミイラ」「ともちゃんの幸せ」「デッドエンドの思い出」
若い人向けの小説の入口になるようなシリーズの本なのだけど、個人的にはじめての文学によしもとばなな作品は合っていると思う。読みやすいし、私自身児童書から一般小説に移っていくのによしもとばなな作品は入口だったなあと思いだせるし。
キッチンって今読むとこんなに短いのかと思った。ミイラとかデッドエンドの思い出も好き。今読むとデッドエンドの主人公の元カレがクソ男だなと思ってしまった。
| 2016.01.03 Sunday | 作家別・や行(よしもとばなな) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「ハネムーン」吉本ばなな
評価:
吉本 ばなな
中央公論社
¥ 1,458
(1997-12)
Amazonランキング: 126937位

再読。
昔読んだ時は終盤の裕志の父親が入っていた宗教がやっていた事にびっくりして、この話無理だーと思ってしまったけど改めて読んだら裕志がオリーブや祖父やまなかに見守られていて、すこしずつ明るい方向へ踏み出そうとしている話なのかなあと思った。思っていたよりも明るいイメージだったというかね。
| 2015.12.14 Monday | 作家別・や行(よしもとばなな) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「なんくるない」よしもとばなな
評価:
よしもと ばなな
新潮社
(2004-11-25)
Amazonランキング: 773201位

舞台は沖縄、何かに感謝したくなる、四つの物語。
「ちんぬくじゅうしい」「足てびち」「なんくるない」「リッスン」の4編。
沖縄を舞台にした話で、やっぱり読むと沖縄に行きたくなる。ばななさんといえばオカルトだけど、そういう要素がない話もあって、あればまた来たよーと思うけどなければないで何だか物足りなく感じてしまった。なんくるないは今読むとトラが飲酒運転していて色々アウトだなと思った。
| 2015.11.18 Wednesday | 作家別・や行(よしもとばなな) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「さきちゃんたちの夜」よしもとばなな
評価:
よしもと ばなな
新潮社
¥ 1,404
(2013-03)
Amazonランキング: 185219位

その夜〈さきちゃん〉は、小さな奇跡に守られていた――。失踪した友人を捜す早紀(さき)。祖父母秘伝の豆スープを配る咲(さき)。双子の兄を事故で亡くした崎(さき)の部屋に転がり込んだ、10歳の姪さき……。いま〈さきちゃん〉たちに訪れた小さな奇跡が、かけがえのないきらめきを放つ。きつい世の中を、前を向いて生きる女性たちに贈る、よしもとばななの5つの物語。
短編集。
『さき』という名前の子が主人公の話だった。よしもとばなな作品はよく読むからこそオカルト要素がいつもあるなと思ってしまうんだけど、今回はそういうのをあまり感じずに読めた。癒しの豆スープとさきちゃんたちの夜が好きだった。家族の関係に少し気まずい部分があってもそれを受け入れて新しい関係に前向きに発展していこうとする感じが良かった。
| 2015.09.06 Sunday | 作家別・や行(よしもとばなな) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「イルカ」よしもとばなな
評価:
よしもと ばなな
文藝春秋
(2006-03-20)
Amazonランキング: 827092位

妊娠、出産…よしもとばななの新境地!まだこの世にやってきていないある魂との出会いの物語。
よしもとさんの出産経験を元にした話。産まれてくる時はあっさりな感じとかリアルな気がした。子供が出来た事による周囲との変化を描写する話な感じ。いつも通りオカルト要素もありで、それを入れるのはもう変わらないんだなと思ってしまった。
| 2015.08.21 Friday | 作家別・や行(よしもとばなな) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「TUGUMI」吉本ばなな
評価:
吉本 ばなな
中央公論社
¥ 1,296
(1989-03)
Amazonランキング: 337334位

二度とかえらない少女たちの輝かしい季節。光みちた夏の恋の物語。
再読。吉本ばばなの初期作品。
愛人の子として産まれたまりあが語り手となって幼い頃から過ごしていて、今は離れてしまった海辺の町での一夏の出来事を描写した話。まりあの従姉妹のつぐみは身体が弱いのだけど、性格は我儘でまりあやつぐみの姉である陽子はつぐみに振り回されている。
つぐみの性格は一見あまり好きにはなれなさそうだなと思うのだけど、読んでみると嫌いになりきれない不思議な魅力があるように思える。自分の行動一つ一つに全力をかけている感じもして凄いななんて思ってしまう。作中での出来事って本当にこの年、この時限りのもので、だからこそ輝いている何かもあるように思えた。
| 2015.01.23 Friday | 作家別・や行(よしもとばなな) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「スウィート・ヒアアフター」よしもとばなな
評価:
よしもと ばなな
幻冬舎
¥ 1,155
(2011-11-23)
Amazonランキング: 64408位

お腹に棒がささった状態から生還した小夜子は、幽霊が見えるようになってしまった。バーに行ったら、カウンターの端に髪の長い女の人がいる。取り壊し寸前のアパートの前を通ると、二階の角部屋でにこにこしている細く小さい女の子がいる。喪った恋人。元通りにならない頭と体。戻ってこない自分の魂。それでも、小夜子は生き続ける。
震災があった事からこの小説を書いたらしいけれど内容はまんまいつものよしもとばなな節なので、違いは特にないなと思ってしまった。大事な人を亡くしたり、自分自身が傷ついたり、上手く立ちあがれなくても、生きているだけでいいんだよ、亡くしてしまった人も自分には見えないだけで、きっと見守ってくれているよって言う事を伝えたい話なのだと思います。内容を要約しちゃうとそんな感じです。
主人公の小夜は事故で、自分は大けがをしてしまったけれど一命を取り留め、一緒にいた恋人は亡くしてしまいます。その事故以来死んだ人が見えるようになって、姿は見る事は出来ないけれど、母親の存在を感じながら生活しているあたるや、行きつけの飲み屋の新垣さんと交流しながら少しずつ自分を見つめ直す話だった。
私は昔ほどよしもとばななの小説に癒しを求めなくなってしまったので、さらさらと読むだけに最近なっています。だから必要以上にひらがなが多かったりさっさっと読めるんだけど、逆に読みにくいとも感じてしまったりもした。最後で明かされる新垣さんのエピソードはさすがにちょっとなあと思ってしまった。
| 2013.04.16 Tuesday | 作家別・や行(よしもとばなな) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「デッドエンドの思い出」よしもとばなな
評価:
よしもと ばなな
文藝春秋
¥ 1,200
(2003-07-26)
Amazonランキング: 271344位

人の心の中にはどれだけの宝が眠っているのだろうか――。時が流れても忘れ得ぬ、かけがえのない一瞬を鮮やかに描いた傑作短篇集。
「幽霊の家」「「おかあさーん!」」「あったかくなんかない」「ともちゃんの幸せ」「デッドエンドの思い出」

再読。短編集なのでサクサク読めるし、やっぱり内容も好きだなあと思った。どの話も寂しさをまとっていると思うんだけど、そこから見える光のようなものがいい感じに登場人物を照らしていて、読後感も心地よい。私は幽霊の家が一番好きだったかな。惹かれあっていた男女が、一旦は離れるものの、何年か経って再会して結ばれるというストーリー。男の人の住んでいる部屋には幽霊も住んでいるという、いつものよしもとばななテイストも入っているけれど、今回はそれが上手くマッチしていると思えて良かった。
| 2012.07.22 Sunday | 作家別・や行(よしもとばなな) | comments(0) | trackbacks(0) |
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