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 「お友だちからお願いします」三浦しをん
評価:
三浦 しをん
大和書房
¥ 1,512
(2012-08-11)
Amazonランキング: 273396位

だいたいこんな毎日ですが、こんな私でよかったら──。どこを切ってもミウラシヲンが迸る!本屋大賞に輝く人気作家の極上エッセイ集
エッセイ集。
しをんさんがよそ行きと言っている通り、いつもみたいにクスクス笑える要素は少なかったかな。ウォッシュレットの話は分かる分かると共感したし、親に対して思う事とかもみんな思うんだなって読んでいて安心出来たなあ。こんな事考えちゃうのもあれだけど…。
旅行の話題も多くて青森のキリストの墓とか興味持ってしまった。福山ネタとか藤子・F・不二雄ミュージアムとか今全集読んでいるのもあって自分にとってタイムリーで面白かった。
| 2015.10.04 Sunday | 作家別・ま行(三浦しをん) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「ビロウな話で恐縮です日記」三浦しをん
評価:
三浦 しをん
太田出版
¥ 1,365
(2009-01-22)
Amazonランキング: 13096位

天下無敵の妄想体質作家・三浦しをんが贈るミラクル・ダイアリー・エッセイ。
三浦しをんのエッセイ。エッセイというか、ネットのブログをまとめたものなので内容が短かったり長かったりバラバラしている感じ。風呂にあまり入らないとか、人に知られるには恥ずかしい事も赤裸々に書いていて凄いなと思う。漫画についてはしをんさんは最近のヒット作はあまり読まない人なのかなと感じた。ヒット作というか、メジャーな漫画というか。
終盤で紹介されているBL小説が面白そうでBL好きじゃないのに読んでみたくなった。
| 2014.03.20 Thursday | 作家別・ま行(三浦しをん) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「きみはポラリス」三浦しをん
評価:
三浦 しをん
新潮社
¥ 620
(2011-02-26)
Amazonランキング: 12111位

どうして恋に落ちたとき、人はそれを恋だと分かるのだろう。三角関係、同性愛、片想い、禁断の愛……言葉でいくら定義しても、この地球上にどれひとつとして同じ関係性はない。けれど、人は生まれながらにして、恋を恋だと知っている──。誰かをとても大切に思うとき放たれる、ただひとつの特別な光。カタチに囚われずその光を見出し、感情の宇宙を限りなく広げる、最強の恋愛小説集。
「永遠に完成しないニ通の手紙」「裏切らないこと」「私たちがしたこと」「夜にあふれるもの」「骨片」「ペーパークラフト」「森を歩く」「優雅な生活」「春太の毎日」「冬の一等星」「永遠につづく手紙の最初の一文」

恋愛をメインにした短編集。これを読んで個人的に思ったのは、しをんさんは長編とか連作の方が面白いという事かな。どれも現代の話だけど、どこか現実感が無くて上手く掴めないまま読み終わってしまった感じでちょっと物足りなく感じてしまった。最初と最後にある高校生男子の話はしをんさんの趣味全開だなあと思いながら読んだ。
| 2013.09.07 Saturday | 作家別・ま行(三浦しをん) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「光」三浦しをん
評価:
三浦 しをん
集英社
¥ 1,575
(2008-11-26)
Amazonランキング: 102834位

天災ですべてを失った中学生の信之。共に生き残った幼なじみの美花を救うため、彼はある行動をとる。二十年後、過去を封印して暮らす信之の前に、もう一人の生き残り・輔が姿を現わす。あの秘密の記憶から、今、新たな黒い影が生まれようとしていた―。
暴力がテーマなのかな。これは暗い話な上に、冒頭が津波で島壊滅とかいうのだから結構キツイものがあった。奥付みたら震災前に書いてたのかと知ってちょっとびっくり。描写が生々しかったからさ。
この話は島を襲った津波から生き残った5人のうちの当時子供だった信之、輔、美花の3人を中心とした話。美花との愛や繋がりを信じて、そのためには殺人も躊躇なく出来てしまう信之や、色々な事に諦めの気持ちを持っているような輔、美花もみんな幼少期の出来事がその後の人生に影響を与えているんだよなと思うと、理不尽な力は恐ろしく感じる。かといって信之の行動が許されるわけでは全くないんだけど。
そして最後も明確な解決はしていないから、いつかまた暴力の連鎖は戻ってくるんだろうなと思えてしまうからまた悲しい。

どうでもよい話だけど、信之の妻の実家に家族で行くシーンのとある描写がその通りすぎて読んでて思わず笑っちゃいました。自分が実際に知っている場所が出てくると面白いなあ。
| 2013.01.10 Thursday | 作家別・ま行(三浦しをん) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「船を編む」三浦しをん
評価:
三浦 しをん
光文社
¥ 1,575
(2011-09-17)
Amazonランキング: 286位

玄武書房に勤める馬締光也は営業部では変人として持て余されていたが、新しい辞書『大渡海』編纂メンバーとして辞書編集部に迎えられる。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか──。言葉への敬意、不完全な人間たちへの愛おしさを謳いあげる三浦しをんの最新長編小説。
本屋大賞受賞作。毎回色んな題材を扱っている三浦しをんだけど、今回は辞書作りがテーマ。玄武書房という出版社に勤める荒木と松本先生は新しい辞書である『大渡海』を作ろうとしている。しかし荒木には定年が近づき、何とかして自分の後継である社員を見つけようとする。そうして見つけ出したのが営業部にいた馬締という名前のとおりの真面目な男。後継社員を見つけたものの、会社からの圧力などで辞書作りは思うようにはかどらない。辞書編集部の長い辞書作りはまだ始まったばかり。

辞書出版までの10年以上に渡る物語。辞書作りって地味だし、読んでいて面白いのかなあと思ったのだけど、とても面白かった。飽きさせず、しかも面白く情熱的で、すっかりのめりこんで読んでいた。最初の方は辞書作りの難しさと、馬締の真面目すぎるが故のおかしな行動やアプローチにくすくす笑っていたんだけど、話が進むにつれてどんどん辞書作りへの情熱やそれにかける人々の思いが伝わってきて、最後には感動したし、松本先生のくだりでは思わず泣いてしまった。まさか三浦しをんの本を読んで泣くとは自分でも思わなかった。

馬締よりも前から辞書編集部にいるけれど、馬締たちほど言葉に対する熱意がなく、若干劣等感を感じていた西岡のエピソードとか、すごく良かったなあ。西岡は星間商事〜に出てくるチンペイ(本名忘れた)みたいな軽いノリのキャラだけど、辞書に対する熱い思いは西岡もきちんと持っていて、名よりも実をとろうと決意する辺りとかすごくグッときた。それから彼女に対するブスだけどかわいいという独白はひどいなと思いつつも何か印象に残ってしまった。

読み終わった後は自分の持っている紙の辞書をめくってぬめり感とか思わず確認したくなった。紙の辞書は中学までしか使わなかったけど、何かの用例で山田詠美の文章が使われていたのを覚えていたり、調べた言葉にマーカーで線引いていったり、辞書にまつわる事って案外記憶に残っているんだなあと思った。
| 2012.08.19 Sunday | 作家別・ま行(三浦しをん) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「乙女なげやり」三浦しをん
評価:
三浦 しをん
太田出版
¥ 1,470
(2004-06)
Amazonランキング: 409405位

暴走する乙女の魂、だだ漏れる煩悩。さまよえる乙女の必読バイブル。三浦しをんの爆笑ミラクルエッセイ最新刊。
今まで数冊読んできた三浦しをんのエッセイの中でも一番面白いと思えた。何でだろうと思ったら、漫画の話題が多かったからかなあ。あとナイスなキャラしてる弟さんの話が多かったのもあるかも。この本の中では、弟さんは仲の良い友人とBLな関係に妄想されちゃっていて笑った。でも、確かに仲良すぎだろうとは思った。
友人と1つの漫画作品についてあれこれ話し合うのも楽しそうでいなあと思った。私も友達と面白かった漫画をお勧めし合ったりはするけど、それほどどっぷりはまれなかったり、自分の中でブームが過ぎた頃に友人がはまったりであんまり、ぴったりと合うタイミングがないからがっつり話し合うって事をした事がないかも。いつかしてみたいなあと、エッセイで楽しそうな様子を見て思った。

ところで、表紙の奥にいる男性が千秋先輩に見えて仕方ないんだけど。笑
| 2011.07.17 Sunday | 作家別・ま行(三浦しをん) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「まほろ駅前多田便利軒」三浦しをん
評価:
三浦 しをん
文藝春秋
¥ 1,680
(2006-03)
Amazonランキング: 77075位

東京のはずれに位置する‘まほろ市’の駅前にある便利屋「多田便利軒」に舞いこむ依頼はどこかきな臭い。多田と行天コンビの魅力満点の連作集!
「多田便利軒、繁盛中」「行天には謎がある」「働く車は満身創痍」「走れ、便利屋」「事実は、ひとつ」「あのバス停で、また会おう」

直木賞の時からBLちっくとちらほら言われていたけれど、なるほど納得・飄々として謎の多い行天に、高校時代、自分が原因で行天に大けがをさせてしまったと心の中で悔いている多田。そして多田自身も過去に傷を負っている。何だかそういう空気を匂わせる二人。しかも挿絵がそれに拍車をかけている。
まほろ市で、便利屋をやっている多田は、ある時高校の同級生である行天と再会する。帰る家もお金もない行天は、多田の家へ居候して便利屋の仕事を手伝うようになる。まほろ市に住む老若男女、様々な人と関わりながら、次第に明かされていく行天と多田の過去。

エピソードは良いのだけど、上に挙げたBLのように見えてしまう部分が気になってしまい、あんまり乗り切れなかった。「星間商事株式会社社史編纂室」みたいに、作中作として、しかも作品自体のノリもギャグっぽくなっていれば、面白く読めたんだけどなあ。そこは、私の感じ方なのですが。
| 2011.05.11 Wednesday | 作家別・ま行(三浦しをん) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「星間商事株式会社社史編纂室」三浦しをん
評価:
三浦 しをん
筑摩書房
¥ 1,575
(2009-07-11)
Amazonランキング: 32026位

川田幸代。29歳。独身。腐女子(自称したことはない)。社史編纂室勤務。彼氏あり(たぶん)。仕事をきっちり定時内にこなし、趣味のサークル活動に邁進する日々を送っていた彼女は、ある日、気づいてしまった。この会社の過去には、なにか大きな秘密がある!……気づいてしまったんだからしょうがない。走り出してしまったオタク魂は止まらない。この秘密、暴かずにはおくものか。社史編纂室の不思議な面々、高校時代からのサークル仲間、そして彼氏との関係など、すべてが絡まり合って、怒濤の物語が進行する。涙と笑いの、著者渾身のエンターテインメント小説。幸代作の小説内小説も、楽しめます!
同人誌を作ってコミケに出すのが趣味な腐女子の幸代は、会社では社史編纂室という左遷部署で会社の社史を作っている。社史を作っていくうちに、高度経済成長期の事を当時の社員が話したがらないという謎にぶち当たる。それと同時に社史編纂室で同人誌を作り冬コミに本を出す事になる。
会社の過去のちょっとダークな部分と、幸代の趣味である同人誌に関する部分が話の中で上手く混ざり合っている感じで読んでいて面白かった。
三浦しをんらしい軽いタッチで所々くすりと笑えるのも良かった。この会社で働いてみたいなあとちょっと思ってしまった。
社史編纂室のチンペイこと矢田信平がさりげなく男前で、合コンのシーンではこっちまで惚れそうになったわ。
| 2011.01.10 Monday | 作家別・ま行(三浦しをん) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「夢のような幸福」三浦しをん
評価:
三浦 しをん
大和書房
---
(2003-12)

愛と情熱と勘違いに満ちた日常。ノンストップな爆裂エッセイ。ウェブマガジンBoiled Eggs Online「しをんのしおり」掲載を単行本化。
三浦しをんのエッセイはやっぱり面白い。
「ロードオブザリング」のネタとか、今となってはちょっと古いネタもあるんだけど、彼女の情熱と妄想力はひしひしと感じることが出来た。「ロードオブザリング」は私はそんなに興味がないのでさらりと読んだのだけれど、漫画ネタは「ガラスの仮面」とか読んだことないけど、内容は知っているのでめちゃくちゃ面白かった。あと、なかじ有希の話は「ビーナスは片思い」読んでいたので、その突っ込みには納得でした。
| 2009.12.08 Tuesday | 作家別・ま行(三浦しをん) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「神去なあなあ日常」三浦しをん
評価:
三浦 しをん
徳間書店
¥ 1,575
(2009-05)

美人の産地・神去村でチェーンソー片手に山仕事。先輩の鉄拳、ダニやヒルの襲来。しかも村には秘密があって…!?林業っておもしれ~!高校卒業と同時に平野勇気が放り込まれたのは三重県の山奥にある神去村。林業に従事し、自然を相手に生きてきた人々に出会う。
渋谷のパルコ内の本屋さんで偶然サイン本を見つけて思わず購入してしまった1冊です。帯を見て、林業の話って面白いのか?と思ったんだけど、いざ読んでみるとめちゃくちゃ面白かったですよ。
そんなわけで、この本は林業の話で、しをんさんはいろんなテーマを積極的に書いていてすごいなあと思った。

物語は、高校卒業後とりあえずフリーターにでもなろうと思っていた勇気だけど、担任の先生が就職先を見つけてきてくれて、そこに行くことに。でもなんとその職種は林業で、過疎の進む神去村に行き、見習いとして働くということだった。最初は嫌だと思っていた勇気だけど、山での仕事や自然、村の人々と触れ合っていくうちに段々と変化が訪れる。そんな神去村での1年間の日々を描いた物語。

しをんさんらしい軽く読みやすい文体で綴られていて、テーマが取っつき難そうなのに面白く読めました。いつしかたくましくなっていく勇気は何とも魅力的でした。神去村のなあなあな雰囲気もなごんだなあ。 
| 2009.08.26 Wednesday | 作家別・ま行(三浦しをん) | comments(0) | trackbacks(0) |
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