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 「ぐるぐる七福神」中島たい子
評価:
中島 たい子
マガジンハウス
¥ 1,365
(2011-10-20)
Amazonランキング: 352593位

「恋愛」5年前別れてから音沙汰なし。「仕事」起業失敗からは職を転々…。さえない日々を送る船山のぞみ32歳。ひょんなことからめぐり始めた七福神は果たして彼女にご利益をもたらしてくれるのか!?東京に御座す、さまざまな七福神をめぐりながら、恋と人生を思索する新感覚“プチロード小説”誕生。
七福神めぐりというものを知らなかったので、興味深く読んだ。 ほとんどが正月にしか出来ないらしいけど、いつかやってみたいなあと思わされた。
さて話の内容は、入院した祖母の家で一つだけ御朱印の欠けた七福神めぐりの色紙を見つけ、祖母の代わりに七福神めぐりをしようとするのぞみ。そして同時に元カレの大地がボランティアでインドに行き、そこで消息不明になった事を知る。東京の様々な場所の七福神めぐりをしながら、過去の自分や大地の事を考える。
ちょっとした描写にくすりと笑える部分もあるし、面白かった。ラストもほのかに希望が見える感じで良かった。
| 2013.12.10 Tuesday | 作家別・な行(中島たい子) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「結婚小説」中島たい子
評価:
中島 たい子
集英社
¥ 1,260
(2009-12-04)
Amazonランキング: 80291位

これが私の選択。笑いの中に描いた愛の行方
蕎麦打ち合コンに潜入取材した貴世。急性蕎麦アレルギーでの途中退場がきっかけで、出会った男も取材で参加の映像作家。結婚がみえた!? 貴代の選択は…。わたしたちらしい結婚を模索する二人。
独身39歳の女性が、結婚を題材にした小説を書くことになり、バツ一限定のそば打ち合コンに、サクラとして取材がてら参加してみたら、そばアレルギーになって倒れてしまう。後日合コンに参加していた福原さんという男性から連絡があり、もしかしてと思うものの、彼も貴世と同じく取材目的であった事が判明する。
この主人公貴世は、中島さんがモデルなのかと思わず思ってしまった。いつも同じような主人公なので、私はちょっと飽きてきたかなあ。どういう選択をする事が女性にとって一番の幸せなのかをちょっと考えさせられたかも。でも私は貴世の友人と同じような考えなので、貴世の決断にはもったいないなあと思いました。編集の人が何気に良いキャラだとも思った。
| 2010.08.02 Monday | 作家別・な行(中島たい子) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「この人と結婚するかも」中島たい子
評価:
中島 たい子
集英社
¥ 1,260
(2007-09-05)

恋人のいない女と男の勘違いを描いた2編!小さな美術館で働く私。ほんのささいな出会いでも「この人と結婚するかも」と勘違いを続けていたが、ドキドキから醒め、新たな付き合いが始まる・・・。男の勘違い「ケイタリング・ドライブ」も収録。
「この人と結婚するかも」「ケイタリング・ドライブ」の2編。

ふと、男の人と出会ったときに、「私、この人と結婚するかもしれない」と思う女性が主人公の話。すごいぶっ飛んだ考えだなあとか思っていたんだけど、感想を書くためにこの本をまたパラパラとめくってみると、私も似たような事考えた事あったじゃん!と気づきました。笑
私の場合は、この人と付き合うのかもしれないでしたが、まあ当然のごとくそうなった事は一度もないですね。笑
そんなわけで、こういう考えって結構身近かもって思った。ただこれでは、英語教室に来た男性に「この人と結婚するかも」って思ってたら、授業の後のお昼でも偶然同じ所で会ってしまうという展開からしてちょっと漫画チックすぎるかなとも思った。
ある意味で、理想と妄想で作っていたそういう考え方の世界から一歩出ることで、ようやくケンと正面から向き合えるようになったんじゃないかと思う。

「ケイタリング・ドライブ」は、ちょっと自意識過剰気味な料理研究家の男性が、料理教室にやってきている小悪魔な女の子に振り回されて、へこんだりウダウダグチグチ考えながら仕事のためにドライブしてる話。最後の最後までちょっと自意識過剰で笑えました。
| 2009.09.20 Sunday | 作家別・な行(中島たい子) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「建てて、いい?」中島たい子
建てて、いい?
建てて、いい?
中島 たい子

「建てて、いい?」と「彼の宅急便」の2編。

女性の生き方をテンポよく笑いを交えつつ書いている中島さん、今回のテーマは「家を建てる」です。

住んでいるアパートの階段ですべって怪我をしてから、結婚をしようと思い立つ。しかし、彼女には現在彼氏がいないので、男探しからはじまる。でも、男探しもうまくいかず、自分の居場所を求めているうちに家が欲しいと思うようになる。

独身の女性が自分の家を建てるというこの決断は非常にかっこいいです。でも、モデルハウスに行って家族で住むのを前提とした話をされて、結婚をしていなければ家を建ててはいけないのかと葛藤もする。

私は家に対する憧れはそんなにない気がするなあ。崩れなきゃ何でもいいよと思ってる。母親は家見るのかなり好きなのになぜかその辺は遺伝しなかったようです。
自分の居場所が欲しいのは誰にでもそれなりにある感情。私も居場所が欲しくて家を出てみた身ですが、いろいろあってやっぱり実家に戻っているし、とりあえず私は住まいについてはいろいろ言えないです…。
| 2007.08.07 Tuesday | 作家別・な行(中島たい子) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「漢方小説」中島たい子
漢方小説
漢方小説
中島 たい子

みのり、31歳、独身。元カレが結婚すると知ったその日から、原因不明のふるえに襲われた。病院でも異常は見つからない。行き着いた先は漢方診療所。独特の視点を持つ東洋医学に戸惑いながらも、自分に何が起きているのか答を探していく、みのり。症状…失恋?ストレスに効くあなたのための処方箋(ストーリー)。第28回すばる文学賞受賞作。

元カレの結婚を知ってから体調が悪くなったみのりが主人公。負け犬小説なんだけど、暗さはないし、前向きに自分の体調を治していこうという感じで、読んでておもしろかった。
漢方についての知識もわかりやすい。漢方って私には身近じゃないので、知らないことばっかりでした。
| 2006.07.30 Sunday | 作家別・な行(中島たい子) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「そろそろくる」中島たい子
そろそろくる
そろそろくる
中島 たい子

三十歳を過ぎたイラストレーターの私。仕事もちょっとうまくいかないが、「そろそろくる」ころ、むきかけのゆで玉子を流しに叩きつけたり、呼吸困難におちいりながら泣きじゃくったり、嗚咽しながら冷蔵庫を開けたり閉めたり…。ひょんなことから彼になった友人の弟と、この不快さの原因を調べながら折り合っていく。癇癪、イライラ、過食、最悪だわ…原因はPMS?そして恋のゆくえは。話題になった『漢方小説』の著者が描く体と恋。

PMSというものをこの本読むまで実は全然知りませんでした。そろそろくるっていうのは生理のことでPMSというのは月経前症候群というそうだ。そろそろくる頃に何かいらいらしたりするのって、そういうもんなんだと思っていたからちょっと驚きでした。
実はこの本読み始めたとき、ちょうど私もそろそろくる(もうきてたかも?)ころに読んだんですけど、その前にものすごい情緒不安定になってました。いろんな事が不安になって布団の中で唐突に泣いてしまったりとかして。そういうのがあって読み出したので主人公のヒデちゃんの感情の浮き沈みがよくわかった。他人事には思えなかった。ちなみに私も精神的症状のところ結構あてはまっていた。

ヒデちゃんは周りに同じ悩みを持つ人や、理解のある恋人がいて、PMSにきちんと向き合っている。きちんと向き合って自分なりに折り合いをつけていて、よかった。女の人が読むと結構共感というかわかる人が多いんじゃないかと思います。
| 2006.05.20 Saturday | 作家別・な行(中島たい子) | comments(2) | trackbacks(1) |