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 「週末は彼女たちのもの」島本理生
評価:
島本 理生
幻冬舎
¥ 494
(2013-08-01)
Amazonランキング: 280052位

婚約者に結婚の延期を告げられた女、新しい恋を失ったシングルマザー、彼氏の代役をさせられた大学生、永遠を信じない実業家。そんな男女に突然訪れる新しい恋の予感。信号待ちの横断歩道、偶然立ち寄ったバーのカウンター…。いつでも、どこででも恋は生まれる。臆病なあなたに贈る、人を好きになることのときめきと切なさに溢れた恋愛小説。
ルミネの広告に合わせた短編小説。短いのでサクサク読める。物足りなくもあるけど島本さんは短編の方が面白くて好みだなと感じた。
| 2016.04.03 Sunday | 作家別・さ行(島本理生) | comments(0) | trackbacks(1) |
 「生まれる森」島本理生
評価:
島本 理生
講談社
(2004-01-29)
Amazonランキング: 1475364位

最年少野間文芸新人賞作家の新作恋愛小説!芥川賞候補となった前作『リトル・バイ・リトル』により野間文芸新人賞を20歳で受賞、注目を集める新鋭が深い恋の傷からのゆるやかな回復を描く待望の恋愛小説
予備校に通っていた頃に少しだけ付き合ったサイトウさんの事が忘れられない主人公が高校の時の同級生であるキクちゃん家族と交流する事で少しずつその傷を癒していく話。再読だけど、初めて読んだ時はサイトウさんがダメ男だなと思ったけど今読むとそこで躊躇してしまう気持ちは分かる。夏生くんが良い子で好きなキャラだった。
| 2016.01.23 Saturday | 作家別・さ行(島本理生) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「夏の裁断」島本理生
評価:
島本 理生
文藝春秋
¥ 1,188
(2015-08-01)
Amazonランキング: 232283位

小説家・萱野千紘の前にあらわれた編集者・柴田は悪魔のような男だった―。過去に性的な傷をかかえる女性作家。胸苦しいほどの煩悶と、そこからの再生を見事に描いた傑作。
島本さんも話のパターンが決まってきたのか男によって傷つけられた女とダメ男の話で、いつものパターンだった。今回の主人公は心理学を大学で学んでいて、カウンセラー的な仕事に就きたいと思いつつ作家になったのだけど、本人もメンタルやられている系の人なのにカウンセラーなんて無理だろって感じなので作家になって良かったのではと思った。
編集の柴田も性格が怖いし訳が分かんないしで何でそんな男だと分かってもまだ近づくのか主人公の心理が分からなかった。島本さんの作品のキャラは男に依存するのではなく女友達作った方が幸せになれるよってキャラばかりだなと思った。
| 2015.10.20 Tuesday | 作家別・さ行(島本理生) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「B級恋愛グルメのすすめ」島本理生
評価:
島本 理生
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,470
(2013-02-01)
Amazonランキング: 431783位

ふらっと出掛けた街角で見つけた美味しい恋と食のエピソードに、男女を隔てる永遠の謎。すぐ傍にある日常的な出来事たちを恋愛小説の書き手の視点で見ると……? 等身大で赤裸々な傑作エッセイ!
島本さんのエッセイ集。小説とエッセイで雰囲気が随分違うので少し驚くけれど、恋愛体質な部分とダメンズ好きな部分は作風通りだなあと感じる。島本さんは一人でも観光地に旅行に行けたり、飲み屋に入ったりとアクティブで羨ましいなあと思った。個人的に一番共感出来たのは、女性に容姿、体型、家事能力は地雷って話。私、これ正にその通りだわ〜と思ってうなずけました。後は同じ人と再婚したというのが当時から気になっていたので、その辺の顛末が書かれているのも面白かった。
| 2014.01.18 Saturday | 作家別・さ行(島本理生) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「よだかの片想い」島本理生
評価:
島本 理生
集英社
¥ 1,365
(2013-04-26)
Amazonランキング: 29688位

顔の左側をおおったアザ。からかいの対象にされ、恋愛はあきらめていた。けれど、映画監督の飛坂逢太と出会い、世界がカラフルに輝きだす。24歳にして恋愛経験値ゼロの理系大学院生アイコ。女性に不自由しないタイプの飛坂の気持ちがまったくわからず、時に暴走したり、妄想したり、大きく外したり。一途な彼女の初恋の行方は…!?切なくもキュートなラブ・ストーリー。
生まれつき青アザのあるアイコが友達に頼まれて受けたインタビューの仕事をきっかけにして映画監督の飛坂さんと知り合いになる。自分の顔にある青アザを気にせず接してくる飛坂さんにアイコは恋愛感情を持つようになる。読んでいて途中までは珍しく今回はダメ男じゃないのかなと思っていたら、やっぱり安定のダメ男だった気がする。今までの作品よりはかなりマイルドだとは思うけど。アイコは頑なというか、頑固な面もあって、だからこそ強いのもあるけど、それでもやっぱり自分の顔のアザはコンプレックスになっていて、そこから逃げずに向き合いたいと思っている。そんな自分のコンプレックスと向き合って決断をするアイコはやっぱり凄いと思える。それはアイコの両親や、ミュウ先輩、原田くんなどアイコの周りにいる人たちがみんな温かくて基本的に良い人だからなんだと思う。
島本さんの作品はナラタージュでは先生も小野くんもどっちもどっちだったけど、これだと飛坂さんより原田くんのが良い男に思えるからこのまま2人が付き合っても良いのになあと思いつつ読んだ。
| 2013.05.13 Monday | 作家別・さ行(島本理生) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「七緒のために」島本理生
評価:
島本 理生
講談社
¥ 1,365
(2012-10-31)
Amazonランキング: 168370位

二度と還らない友情のきらめき、そして痛み。純粋さゆえに傷つけあう少女の日々を描く、珠玉の物語。
「七緒のために」「水の花火」の2編。

七緒のためには、転校した学校で七緒と仲良くなる雪子だけど、七緒は嘘をつきクラスでも浮いている子でっていう話。自分に優しく他人に厳しくな話なのかなあ、これは。作者があとがきで解説しちゃってるけど、自分の傷には敏感で他人には鈍いみたいな、そんな中学生のまだ未熟な2人の話かな。
水の花火はデビュー直後の頃の作品らしいけど、こっちの方がまどろっこしい装飾的なものがなくて分かりやすい気がした。シンプルな文の良さ、みたいなのを個人的には感じた。
| 2013.01.23 Wednesday | 作家別・さ行(島本理生) | comments(1) | trackbacks(0) |
 「アンダスタンド・メイビー」島本理生
評価:
島本 理生
中央公論新社
¥ 1,575
(2010-12)
Amazonランキング: 382509位

評価:
島本 理生
中央公論新社
¥ 1,575
(2010-12)
Amazonランキング: 392605位

「おまえは俺のこと、見つけられるって」少女は踏み込んだ、愛と破壊の世界へ。デビュー10周年記念書き下ろし作品。
主人公・黒江の成長が中学3年生から20歳を過ぎるまで語られる。島本さんの小説はぐいぐいと読ませる筆力がさすがだなあと思う。しかし、主人公の黒江に共感が出来なかったので、いまいち好きになれない話だった。
母子家庭の黒江は、写真集を見てファンになったカメラマンにファンレターを出したり、ちょっと冴えない同級生に恋をしたりと普通の子であった。しかし、中3の時にナンパされるがままに山に連れて行かれて襲われかけたのをきっかけに崩れていく。高校生になった黒江は、不良っぽい金髪の羽場先輩と付き合い、その後羽場先輩の知り合いの賢治と付き合い出す。賢治とその友人たちに酷い事をされたのが原因で地元を離れ東京へ行き、手紙のやり取りをしていた仁さんの元へアシスタントとして弟子になる。
私としては、何故男に酷い目にあわされているのに、更にその男に救いを求めるような事をするんだろうと理解できなかった。それなりに、語らせているけど、やっぱり分からない。なので、下巻に入ってからの綾乃さんとのやりとりは良かった。
黒江の不幸はまるで携帯小説のような展開に思えてしまったり、彌生君の能力や宗教の話は、よしもとばななっぽさを感じてしまったりもした。
あとは終盤に、内容を詰め込みすぎかなあ。後半の展開をもっと丁寧にやれば良かったのにと思う。
| 2011.06.03 Friday | 作家別・さ行(島本理生) | comments(0) | trackbacks(1) |
 「あられもない祈り」島本理生
評価:
島本 理生
河出書房新社
¥ 1,365
(2010-05-13)
Amazonランキング: 262062位

“あなた”と“私”…名前すら必要としない二人の、密室のような恋。島本理生の新境地。至上の恋愛小説。
暴力をふるう彼氏と一緒に暮らし、血の繋がらない父親は病気で倒れ、母親は「わたし」にお金をくれと頼んでくる。「わたし」はリストカットをたびたびし、妻のいる男性から好意を持たれ、「わたし」も次第にひかれていく。

今までと違って文章が凝っている感じがする。人物が出てくるたびにその人が着ている洋服の描写をするという、どうでもいい文章が減ったのは良かったけど、言葉を選びすぎているせいで逆に読みにくくなっている感じがする。流れが良く分からなくて、「あなた」がストーカーのように感じる時もちらほらあったんだよね。「わたし」と「あなた」という呼び名で名前が一切出てこなかったのも雰囲気だけって感じがしたなあ。どうせなら直樹とか人物の名前も出さなければよかったのに。中途半端に直樹とか人名が出てくるから違和感感じたのかも。
| 2011.05.03 Tuesday | 作家別・さ行(島本理生) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「真綿荘の住人たち」島本理生
評価:
島本 理生
文藝春秋
¥ 1,400
(2010-02)
Amazonランキング: 114068位

奇妙な恋、奇妙な幸せ。いびつで切ない下宿物語。
「青少年のための手引き」「清潔な視線」「シスター」「海へ向かう魚たち」「押入れの傍観者」「真綿荘の恋人」

久しぶりに島本理生の作品で面白いと思った。これはお勧め!
真綿荘という下宿に住む人たちそれぞれの目線から見た連作短編。空気の読めない大和くんに、女子高生の八重子と付き合っている椿、ふくよかな女子大生の鯨ちゃんに大家の綿貫さんと綿貫さんの内縁の夫という画家の晴雨さんが真綿荘の住人。

それぞれ、どこかにいそうでありながら個性が際立っていて、上手く表現出来ているなあと思った。鯨ちゃんの恋愛の話が一番等身大な感じで共感出来た。綿貫さんと晴雨さんの関係はいまいち理解出来なかったけど、2人の話のラストはそっちか!とびっくり。

それから島本さんは新しい人物が出てくるたびに細かく来ている服の描写をするけど、それが今回も結構あって、唯一気になった。ちょっとくどい。
| 2010.09.16 Thursday | 作家別・さ行(島本理生) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「君が降る日」島本理生
評価:
島本 理生
幻冬舎
¥ 1,365
(2009-03)

恋人・降一を事故で亡くした志保。彼の母親が営む店を手伝う彼女の前に現れたのは、その事故の原因をつくった五十嵐だった。彼の存在を受け入れられない志保だったが、同じ悲しみを抱える者同士、少しずつ二人の距離が近づいていく…。「君が降る日」他、二編収録。
「君が降る日」「冬の動物園」「野ばら」の3編。

「君が降る日」
恋人を事故で亡くしてしまった女性の物語。五十嵐さんの運転する車でドライブ中に事故に会い、亡くなってしまった志保の恋人・降ちゃん。彼の死の悲しみを消すことが出来ずにいる志保と、責任を感じて降ちゃんの実家がやっている店のお手伝いを始める五十嵐さん。島本作品によくあるダメ男はやはりここでも出てきました。五十嵐さんはちょっと他人の気持ちを汲み取れなさすぎではないかと思ってしまった。彼の側の事情っぽいのも描かれてはいるけれど、さすがにこの行動はないんじゃないかと思った。表題作よりもむしろ「冬の動物園」と「野ばら」の方が面白かった。

「冬の動物園」
彼氏に振られた女性が、自分に好意をもってくれている年下高校生の男の子のおかげで立ち直っていく物語で、展開が漫画みたいだなあと思いつつも面白く読めた。

「野ばら」
男女間の友情は成り立つのかがテーマの話で、この中じゃ一番好きだった。最後のちょっと切ない余韻もいいなあと思った。ちなみに私は男女間の友情は成り立つと思っているけれど、同年代だとどっちかが恋愛感情を持つ確率が高いような気がする。あくまで私が思った事ですけどね。
| 2009.12.17 Thursday | 作家別・さ行(島本理生) | comments(0) | trackbacks(0) |
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