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 「僕らのごはんは明日で待ってる」瀬尾まいこ
評価:
瀬尾 まいこ
幻冬舎
¥ 1,404
(2012-04-25)
Amazonランキング: 269458位

葉山と上村の高校から大人になるまでの話。瀬尾さんらしい話でほどよい人間くささと軽い読み心地で少しシリアスな感じが良かった。私もポカリスエット好きだから上村には共感出来る。
| 2016.04.21 Thursday | 作家別・さ行(瀬尾まいこ) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「あと少し、もう少し」瀬尾まいこ
評価:
瀬尾 まいこ
新潮社
¥ 637
(2015-03-28)
Amazonランキング: 5863位

陸上部の名物顧問が転勤となり、代わりにやってきたのは頼りない美術教師。部長の桝井は、中学最後の駅伝大会に向けてメンバーを募り練習をはじめるが……。元いじめられっ子の設楽、不良の太田、頼みを断れないジロー、プライドの高い渡部、後輩の俊介。寄せ集めの6人は県大会出場を目指して、襷をつなぐ。あと少し、もう少し、みんなと走りたい。涙が止まらない、傑作青春小説。
中学生の駅伝小説。
久しぶりに読んだ瀬尾さんの作品だけど、一人一人のキャラクターの中学生らしい青臭さなんかも含めてとても良かった。美術教師なのに陸上部の顧問になってしまった上原先生のキャラクターも個人的にはかなり好き。先生らしくないけど無責任なわけでもないのが先生も完璧ではないけどやれる事をやろうとしているのが感じられて良かった。
駅伝を走る6人の生徒それぞれが語り手となって、それぞれの立場から同じシーンが描写されたりするんだけど、話が進めば進むほどそれがどんどん厚みを持っていくようで話に引き込まれた。県大会編も読んでみたいと思ってしまった。
| 2015.04.14 Tuesday | 作家別・さ行(瀬尾まいこ) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「戸村飯店青春100連発」瀬尾まいこ
評価:
瀬尾 まいこ
理論社
¥ 1,575
(2008-03-20)
Amazonランキング: 195814位

大阪の下町にある中華料理店・戸村飯店。この店の息子たちは、性格も外見も正反対で仲が悪い。高3の長男・ヘイスケは、昔から要領が良く、頭もいいイケメン。しかし地元の空気が苦手で、高校卒業後は東京の専門学校に通う準備をしていた。一方、高2の次男・コウスケは勉強が苦手。単純でやや短気だが、誰からも愛される明朗快活な野球部員。近所に住む同級生・岡野に思いを寄せながら、卒業後は店を継ぐつもりでいた。
春になり、東京に出てきたヘイスケは、カフェでバイトをしながら新生活をはじめる。一方コウスケは、最後の高校生活を謳歌するため、部活引退後も合唱祭の指揮者に立候補したり、岡野のことを考えたり、忙しい日々を送っていた。ところが冬のある日、コウスケの人生を左右する大問題が現れて……。
器用で飄々とした兄と、真面目な弟が交互に主人公になっている。弟・コウスケと兄のヘイスケの実家は戸村飯店というお店をやっている。地元を離れ東京へと行こうとしているヘイスケは家を継ぐ気がないのだと、弟のコウスケは思い、自分は家を継ぐのだと漠然と考えている。
そんな2人の兄弟が進路や恋愛など、色んな事を考えて成長していく話。この2忍の葛藤、形は違えど誰もが経験している事でもあると思うので、共感しながら読めると思う。
まわり道かもしれないけれど、無駄な事なんて何もないと思える、前向きになれるストーリーで好きだった。周りのキャラクターもみんな良くて魅力的だった。古嶋とかいいキャラだ。
| 2011.08.08 Monday | 作家別・さ行(瀬尾まいこ) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「おしまいのデート」瀬尾まいこ
評価:
瀬尾 まいこ
集英社
¥ 1,296
(2011-01-26)
Amazonランキング: 489989位

いろんな形の「デート」、あります。
祖父と孫、元不良と老教師、特に仲良くもない同じクラスの男子同士、協力して一緒に公園で犬を飼うOLと男子学生。何気ないのに温かい人と人のつながりを軽やかに描く、5編収録の作品集。
「おしまいのデート」「ランクアップ丼」「ファーストラブ」「ドッグシェア」「デートまでの道のり」

これはいい短編集。瀬尾さんは短編の方が上手い人な気がする。どこか寂しくて、でも読み終わると心がほっとするような、そんな短編集。

「おしまいのデート」
月に1回、離婚した父方の祖父と外で会っている彗子。しかし行く場所はローテーションで決まっている。離婚した父親はもう再婚しているし、母親の方も再婚しそうである。そのため、このデートにも終わりの時が。いつもと変わらないようなデートでありながら、静かに終わりを迎える。最後じいちゃんの願いが叶っているのが微笑ましい。

「ランクアップ丼」
元不良の生徒と、老教師の月に一度の食事の話。こういう話は反則だなあ。何となく最後の展開は読めるのだけど、やっぱりちょっと泣けてしまった。クリスマスの日にちゃんと食事に行けて良かったなあ。

「ファーストラブ」
話のタイトルと展開から本当にそういう展開かと思ってしまった。ほとんど話した事のないクラスメイトの男子2人のほのぼのデート(?)が何か微笑ましかった。

「ドッグシェア」
公園で捨て犬を見つけたOLの久長は、犬に餌をあげるようになる。同じように餌をあげていた大学生・内村と犬を協力してドッグシェアするようになる。犬のご飯がビスコだけってお腹空かないのかなあと気になった。最後、このままで終わりたくないという気持ちが何だか分かる。また何かが始まりそうで良いラスト。

「デートまでの道のり」
保育園の園児カンちゃんの父親と付き合っている祥子。カンちゃんと仲良くなりたいと思っているけれど、カンちゃんにはあまり好かれていないようで。
カンちゃんも祥子先生もそれぞれの方法で実は相手に寄り添っているんだなあと思えて微笑ましい話だった。これはその後の話が読んでみたい。
| 2011.05.17 Tuesday | 作家別・さ行(瀬尾まいこ) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「僕の明日を照らして」瀬尾まいこ
評価:
瀬尾 まいこ
筑摩書房
¥ 1,470
(2010-02-10)
Amazonランキング: 81500位

隼太は中学2年生、陸上部。ずっとシングルマザーの息子だったが、進級した春に名前が変わり、ひとりの夜は優ちゃんといっしょの夜に変わった。優しくてかっこいい優ちゃんを隼太は大好きだったが、しかし、優ちゃんはときどきキレて隼太を殴る……。でも絶対に優ちゃんを失いたくない。隼太の闘いが始まる。
隼太は明るい明日を見つけることが出来るのか。思わず応援したくなる、隼太の目覚めと成長の物語。
児童虐待というヘビーなテーマではあるけれど、あっさりとした語り口調なので普通に読めた。隼太は親が再婚して、優ちゃんという父親が出来る。しかし優ちゃんはスイッチが入って切れてしまうと、隼太を殴る。2人は虐待を何とかしようと方法を探っていく。

この話では虐待をする方とされる方で、普段は普通に仲が良い。優ちゃんは何回も自己嫌悪になって、隼太の母親のなぎさに話そうとするのに、隼太は頑なにそれを拒む。2人の考え方が逆な感じがするけれど、隼太は今まで母親が夜に働いていたので、寝る時、いつも1人だった。そんな夜の1人の寂しさよりも、怒ると殴ってきても優ちゃんにいて欲しいという隼太の切ない思いが、ちょっともどかしい。
虐待の事も、こうしたら解決するっていうのではないので、難しい問題だよなあと思った。

瀬尾さんの描く小説の主人公は、いまいち好きになれない性格しているんだけど、今回もそうだった。結構主人公の性格が全員同じように感じてしまう…。腹黒そうであまり共感出来ないんだよなあ…。
| 2010.10.17 Sunday | 作家別・さ行(瀬尾まいこ) | comments(0) | trackbacks(1) |
 「ありがとう、さようなら」瀬尾まいこ
評価:
瀬尾 まいこ
メディアファクトリー
¥ 1,260
(2007-07-04)
Amazonランキング: 260729位

せんせいの毎日はありがとうに満ちている、そして訪れる、さようなら。
小説みたいな瀬尾まいこの毎日。

「僕は先生のことを愛しています。今度のテストで100点取るので結婚してください」
辞めてやるって思うことも時々あるけれど、せんせいの毎日はそれ以上の感動がいっぱい。
小説家・瀬尾まいこがデビュー直後から3年半にわたって書き綴ったエッセイ集。


「給食の鯖」「「選択3」の時間」「おしゃれチェック」「生徒会のこと」「草は踊る」「点数宣言」「誕生日」「T先生」「涙の学年末テスト」「約束厳守」「N君のこと」「生きていく力」「些細な親切」「眠る、食べる」「頭痛持ちの悩み」「スピードマスターズ」「初マッサージ」「鍵パニック」「贅沢生活」「野球、野球、野球」「新生活!」「教師という仕事」「家庭訪問」「ファンとの遭遇」「恐怖の点滴」「大人の合宿」「一致団結!」「金メダル」「K君のこと」「大事件発生!」「超思春期」「生徒会担当」「修学旅行」「最優秀賞!」「スポーツマンシップ」「ブロック長」「てる子さんの出産」「サプライズ部」「その後のサプライズ部」「妹、登場。」「今年こそ」「そして、卒業式」

このエッセイが連載してた頃、ダ・ヴィンチをちょこちょこ買っていたので、その時に読んだ話もいくつかありました。

瀬尾さんの生徒とかが読んだら嬉しいだろうなあと思う。そのぐらい本当に日常の些細なことが書いてあった。ごくごく普通の日常でも全然目線が変わればいくらでも楽しくなるんだなと思えました。

| 2008.07.15 Tuesday | 作家別・さ行(瀬尾まいこ) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「見えない誰かと」瀬尾まいこ
見えない誰かと
見えない誰かと
瀬尾 まいこ

「以前の私は人見知りが激しく、他人と打ち解けるのに、とても時間がかかった。社会に出てからも、わざわざ親しくもない人と一緒に何かするくらいなら、一人でいたいというつまらない人間だった。でも、…」誰かとつながる。それは幸せなことだ…待望の初エッセイ。
「アンコール卒業式」「面接必勝法」「愛すべきボス」「初後輩」「海の男」「犬猿の仲」「T先生」「保護者」「ガブリエル松」「パートのおばちゃん」「長期休暇」「トモダチ」「初めてのお仕事」「ゴージャス敏子おばさん」「さよならミニカ」「音速の貴公子」「言葉」「親友」「新商品報告会」「ミーハーおばちゃん」「ロバート」「たぬき」「進化する母親」「ホストファミリー」「ごんべえ」「ストーカー」「生徒会」「ちびっこ」「教科書を捨て、校外に出よ」「長電話の相手」「でこぼこ」「能力開発センター」「図書室の神様」「アイラブ二組」

瀬尾さんのエッセイ。小説に流れる空気と同じような感じで読んでてほんわかとします。誰かとのつながりというのがテーマ?のようで、どの話にも瀬尾さん以外の人が出てきます。それが職場の人だったり、親戚だったり、学生時代のアルバイト先の人だったりと様々です。ひとつひとつの話が短いので、ちょっとした合間に読めてよかったです。忙しい人でもたぶん読めますよ。

個人的には「図書室の神様」が好きでした。タイトルの通り「図書館の神様」のモデルとなったエピソードです。
| 2007.11.01 Thursday | 作家別・さ行(瀬尾まいこ) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「温室デイズ」瀬尾まいこ
温室デイズ
温室デイズ
瀬尾 まいこ

教室に紙飛行機が飛びはじめる。始まりの合図だ。もうすぐ崩れだす。でも、教師はまだ気づかない。日本の平和ボケは、学校の場でも存分に発揮されている。生温い方法では、もう追いつかなくなってしまうのだ。「今なら、なんとかなるはずだよ」。私は祈るような気持ちで崩れていく学校を見ていた…。この温室のどこかに、出口はあるのだろうか―。ふたりの少女が起こした、小さな優しい奇跡。ひりひりと痛くて、じんじんと心に沁みる。『幸福な食卓』の気鋭が贈る、とびきりの青春小説。
瀬尾さんにしては珍しい、いじめと暴力がテーマの小説。そのことを知っていたので、どれだけ読んでて嫌になるだろうかと思っていたけれど、意外と平気でした。何だか、学校にあふれる暴力や不良がオーバーな感じがして、完全に読み物として見れた。

この話はみちると優子という二人の少女の視点で進む。みちるはだんだんと荒れてくる今の学校をどうにかしたいと思い、みんなに意見を言ってしまう。その次の日からみちるはいじめにあう。
みちるの友達の優子はそんなみちるを助けてあげたい、自分は側にいてあげたいと思うのですが、どうしても行動に移せない。そのことから教室にいることを止めて、相談室通いになる。

中学校のいじめは結構壮絶だ。さすがにここまでのは無かったけど、一番嫌なことが詰まっている3年間な気がする。私も中学1年生の時、学校に行くのが嫌になった時期がある。いじめとはやっぱり違うような気がするんだけど、人の心の痛みを分からない人たちのせいで毎日傷ついてた。何だか辛くて帰り道、民家の塀に自分の手の甲をズリズリひきずって家まで帰ったこともあったなあ。痛みで自分の辛さを消そうとしてた。

みちるはいじめられても毎日学校へ通った。あんまり役に立っていないスクールサポーターの吉川や優子に逃げちゃいなよと言われても、逃げない。だって、学校はきちんと通うものだから。みちるのこの気持ちは分かる。私も昔そんなふうに思っていた。逃げることは簡単にできる。でもみちるはそれを選ばない。中学生って意外と強いものだ。

教師の反応も結構ひどい。担任の田中先生は分かっていながら核心には触れてこない。でも、私が中学生の時の先生もそんな感じだった。状況は理解してるけど助けはしないっていう感じ。どうでもいいですが、私の中3の時の担任も英語教師の田中先生だったので、これ読んでちょっと思い出しました。いつもロボットみたいな歩き方で教室に入ってきてたなあ。
田中先生とは逆に、スクールサポーター吉川は現実味がないけど、好きだった。たぶん世の中の教師の本音を出させると、吉川みたいなこと考えている人のが多いんだろうなあ。
| 2007.08.03 Friday | 作家別・さ行(瀬尾まいこ) | comments(2) | trackbacks(1) |
 「強運の持ち主」瀬尾まいこ
強運の持ち主
強運の持ち主
瀬尾 まいこ

元OLの売れっ子占い師、ルイーズ吉田は大忙し! ある日、物事の終末が見えるという大学生の武田君が現れる。ルイーズにもおわりの兆候が見えると言い出して…。表題作ほか3編を収録した連作短編集。

「ニベア」「ファミリーセンター」「おしまい予言」「強運の持ち主」

最近瀬尾さんの本を立て続けに読んでしまったので、しばらく読まないでいようと、読み終わって思いました。うーん、連続で瀬尾さんの話読んじゃったせいなのか何なのかよくわからないけど、素直に読めなかったな。
どうしてもルイーズが好きになれなくて、それを最後まで引きずっちゃったみたいです。最初は真面目に占ってたけど、だんだん直感で占うようになって、でも自分の事や彼氏のことはめちゃくちゃ真面目に占っているもんだから、お客さんにもちゃんと占ってあげればいいのに〜と思ってしまった。

私は占いとか行ったことないのでよくわかんないけど、実際占いに行く人ってこういうこと聞いてるんですかね?人生相談的な内容。
もう本返しちゃったのでうろ覚えだけど、「ファミリーセンター」に「話を聞いてもらうので半分解決したようなもん」みたいなセリフがあったような気がしたんですけどやっぱそういうもんなんですね。自分の中で答えは出てるけど、それを人に言って肯定的なことを言ってもらうことで、自信を持ってそれを行動に移せるというか、そういう感じなのかな…。

否定的なこと書いちゃってるけど他のブログさんを見ても、どこも結構褒めているし、私も話は瀬尾さんっぽくていいなあと思えました。もっと時間がたったら読み返したいな。
| 2006.08.23 Wednesday | 作家別・さ行(瀬尾まいこ) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「天国はまだ遠く」瀬尾まいこ
天国はまだ遠く
天国はまだ遠く
瀬尾 まいこ

誰も私を知らない遠い場所へ、そして、そこで終わりにする-。自殺願望の千鶴が辿り着いたのは山奥の民宿。そこで思いがけずたくさんの素敵なものに出逢って…。癒しと再生の物語。

最近パソコンの調子が全然よくなくて、昨日もブログの記事書いてたら突然文字が全部消えて、打ち直そうとしても打てなくて、もういいや!って感じでそのまま止めちゃったんですけどそろそろ修理に出したほうがいいのかなあ…。
とりあえず調子のいいうちにちゃっちゃか書いちゃいます。

誰も知らない場所で死のうと思って山奥まで行ったのに、自殺に失敗してしまった主人公がそこで数日間を過ごして自分の居場所を見つけていこうと決めるまでの話。
この話自分がすごくいろんなことに参ってる時期に読んだら、大好きな話になっただろうなあと思う。今はそんなにまいってないので、普通にさらっと読みきってしまいました。
しかも読んで結構時間がたっちゃったので、印象が薄れつつある。
やっぱ間はそんなにあけずに書いたほうがいいですね。
| 2006.08.22 Tuesday | 作家別・さ行(瀬尾まいこ) | comments(2) | trackbacks(1) |
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