Blogpet
 「陽気なギャングは三つ数えろ」伊坂幸太郎
評価:
伊坂幸太郎
祥伝社
¥ 907
(2015-10-08)
Amazonランキング: 24538位

本作品は、映画化コミック化もされ、著者の飛躍の節目となった『陽気なギャングが地球を回す』以来の人気シリーズの、9年ぶりの3作目となります。
個性的な能力(1人はただの迷惑な性格?)を持つ4人組の明るく愉快な活躍と、絶品のプロット、会話、伏線が織りなす軽快なサスペンス、ハイテンポな知恵比べが吹っ飛ばす“時代の閉塞気分"は、前2作の刊行時も現在も同様です。おかげさまで既刊の2作品は、伊坂作品の良き端緒として、今も広く読まれ続けております。

9年ぶりの新作。街にカメラが増えて強盗がやりにくいとか今風の要素が混ざりつつも変わらず銀行強盗したりみんなで集まったりと楽しそうだった。今回は久遠が偶然助けてしまった人があくどい雑誌記者で、ふとした事から銀行強盗なのではと疑われてしまった久遠たちが記者に追い込まれてしまうという内容。記者の火尻が読んでいてムカつく奴なんだけど最終的にはスカッとするので良かった。今回は人間よりも動物が好きな久遠に共感してしまったな。

| 2018.10.12 Friday | 作家別・あ行(伊坂幸太郎) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「クリスマスを探偵と」伊坂幸太郎
評価:
伊坂幸太郎
河出書房新社
¥ 1,404
(2017-10-25)
Amazonランキング: 51856位

「探偵さん、その話、よければ僕に話してくれませんか?」舞台はドイツ。探偵カールがクリスマスの夜に出会った、謎の男とは…?心温まる聖夜の奇跡。伊坂作品のエッセンスすべてが凝縮された、心温まる物語。かつての子どもたちへ、これからの大人たちへ。

絵本だけど内容はクリスマスにサンタはいるのかという話や父親の浮気ネタがあったりなので大人向けの絵本という感じかな。デビュー前に書いた話が元らしいけどその時から今の伊坂さんっぽさがあるんだなと面白かった。伊坂さんの話は基本的に長めだから短くてサクサク読めるし伊坂っぽさも味わえるので絵本形式って結構いいなと思った。夢を壊さないようにしようと思える終わり方も好き。

| 2018.01.24 Wednesday | 作家別・あ行(伊坂幸太郎) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「アイネクライネナハトムジーク」伊坂幸太郎
評価:
伊坂 幸太郎
幻冬舎
¥ 648
(2017-08-04)
Amazonランキング: 256位

妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL……。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。

「アイネクライネ」「ライトヘビー」「ドクメンタ」「ルックスライク」「メイクアップ」「ナハトムジーク」

短編集だけどそれぞれの話が緩く繋がっていく感じの話で伊坂さんらしい話だなと思った。斎藤和義とのコラボの話だからか作中に歌を流す斎藤さんというキャラが出てきているのが何か面白かった。アイネクライネとルックスライクが話では好きだった。最終的に色々繋がるのは面白かったけど自分が歳を取ったのか時系列とか分からなくて頭で色々考えてしまった。

| 2017.08.30 Wednesday | 作家別・あ行(伊坂幸太郎) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「ガソリン生活」伊坂幸太郎
評価:
伊坂幸太郎
朝日新聞出版
¥ 842
(2016-03-07)
Amazonランキング: 289位

のんきな兄・良夫と聡明な弟・亨がドライブ中に乗せた女優が翌日急死!パパラッチ、いじめ、恐喝など一家は更なる謎に巻き込まれ…!?車同士がおしゃべりする唯一無二の世界で繰り広げられる、仲良し家族の冒険譚!愛すべきオフビート長編ミステリー。
車視点で進むストーリー。車を運転するのは好きではないのだけど、これを読むと車欲しくなるなと思う。作風も昔っぽいというか、最近はどこか苦い終わり方だったけど、これはほんわかする終わり方で読み終わって充足感があった。色んな要素が次々出てくるので、これは話に関係あるのかなとたまに混乱したけど全部回収出来ていたっぽいのはさすがだなと思った。オーファーザーの人たちが出てきたのにはおおっ!となった。小学生なのに大人っぽい亨が好きなキャラだった。
| 2016.03.23 Wednesday | 作家別・あ行(伊坂幸太郎) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「バイバイ、ブラックバード」伊坂幸太郎
評価:
伊坂 幸太郎
双葉社
¥ 700
(2013-03-14)
Amazonランキング: 14514位

星野一彦の最後の願いは何者かに“あのバス”で連れていかれる前に、五人の恋人たちに別れを告げること。そんな彼の見張り役は「常識」「愛想」「悩み」「色気」「上品」―これらの単語を黒く塗り潰したマイ辞書を持つ粗暴な大女、繭美。なんとも不思議な数週間を描く、おかしみに彩られた「グッド・バイ」ストーリー。特別収録:伊坂幸太郎ロングインタビュー。
『あのバス』で連れて行かれる事が決まっている星野が、その前に付き合っていた女性に別れを言っておきたいとなり、お目付役の繭美と一緒に5人の女性に会いに行くという物語。
あのバスは「死ぬ」という事なのかと思いきやそういうわけでもなく、借金がどうのという描写もあったから自分のイメージとしては、カイジでいう地下行きなのかなと思った。昔の伊坂さんらしいノリの話で、5人の女性も個性的で面白かった。特に女優の話がパンのオチ含めて一番好き。そして繭美のイメージは完全にマツコ・デラックスだった。
| 2015.07.10 Friday | 作家別・あ行(伊坂幸太郎) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「仙台ぐらし」伊坂幸太郎
評価:
伊坂 幸太郎
荒蝦夷
(2012-02)
Amazonランキング: 86006位

伊坂さんの仙台での暮らしぶりを書いたエッセイ。前のエッセイは10年ぐらいかけて書いたものを1冊にまとめたから、同じ話をしているのがいくつもあって、もういいよー、とか思ってしまってたりもしたんだけど、今回はそういう事もなく伊坂さんの人柄が分かるような感じで良かった。
後半では震災の事に触れていて、その当時の何かしたくてもどうにもならない、何をしたら良いのか分からないというような、戸惑いみたいなものを感じた。何が出来るというわけではないかもしれないけれど、こうしてその時に思った事を文章として残しておくのも大事だよなと読みながら思った。
| 2013.01.29 Tuesday | 作家別・あ行(伊坂幸太郎) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「オー!ファーザー」伊坂幸太郎
評価:
伊坂 幸太郎
新潮社
¥ 1,680
(2010-03)
Amazonランキング: 12201位

みんな、俺の話を聞いたら尊敬したくなるよ。我が家は、六人家族で大変なんだ。そんなのは珍しくない?いや、そうじゃないんだ、母一人、子一人なのはいいとして、父親が四人もいるんだよ。しかも、みんなどこか変わっていて。俺は普通の高校生で、ごく普通に生活していたいだけなのに。そして、今回、変な事件に巻き込まれて―。
高校生の由紀夫には父親が4人いる。中学校の教師をしている勲、女性が好きな葵、ギャンブル好きな鷹、大学で働いていて知識が豊富な悟。平凡に生活していた由紀夫だけど、次第に県知事選を巡るある事件に巻き込まれてしまう。

相変わらず作りこまれた作品で面白かった。でも伊坂さんの作風はちりばめられたパズルのピースを、終盤に一気にはめていくという感じなので、パズルのピースを読んでいる中盤までは正直ちょっとしんどかったです。最初はこういう作風が好きだ!と思っていたのだけど、慣れてくると欲張りになるもんだなあと思ってしまいました。
後書き読むと伊坂さんはこの作品以降、作風をちょっと変えてきたのだなあと分かった。
4人の父親は、どの人も魅力的に感じて良かった。由紀夫を救うためにメッセージを残す場面とか、由紀夫同様グッときたよ。
| 2012.05.30 Wednesday | 作家別・あ行(伊坂幸太郎) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「3652―伊坂幸太郎エッセイ集」伊坂幸太郎
評価:
伊坂 幸太郎
新潮社
¥ 1,365
(2010-12)
Amazonランキング: 30836位

「喫茶店」で巻き起こる数々の奇跡、退職を決意したあの日のこと、「青春」の部屋の直筆間取り図、デビュー前のふたりの恩人、偏愛する本や映画に音楽、「干支」に怯える日々、恐るべき料理、封印された「小説」のアイディア―20世紀「最後」の「新人作家」が歩んできた10年。
伊坂幸太郎の10年間書いてきたエッセイを1冊にまとめたもの。もともとエッセイ集は出す気はなかったらしく、同じような事言っているのがいくつかあったけど、かなり面白く読めた。最近の作品はちょっと微妙だなあとか思っているのだけれど、やっぱり伊坂さんは好きだなあと思った。何回も同じ話題があっても、逆にどんなもんなんだろうと気になったし。なので、伊坂さんが面白いと何回も書いている本を今度読んでみようと考えています。また10年後にこういうエッセイ集出してほしいなあ。
| 2011.10.11 Tuesday | 作家別・あ行(伊坂幸太郎) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「モダンタイムス」伊坂幸太郎
評価:
伊坂 幸太郎
講談社
¥ 1,785
(2008-10-15)
Amazonランキング: 8609位

検索から、監視が始まる。 漫画週刊誌「モーニング」で連載された、伊坂作品最長1200枚。
あるキーワードをネットで検索してしまった人物を、コンピューターで割り出し、検索した人物には必ずとんでもない事が起る。設定は今よりも未来で、「魔王」の続編にあたる。実際に未来にこうした事が起ってもおかしくない感じの世界観。
先輩社員の仕事を引き継いだ事で、ある大きな秘密に触れてしまった主人公は、理由も分からないままに巻き込まれて行く。主人公は真実に近づくが、結局そういう事になっているシステムには勝てない。「ゴールデンスランバー」にも感じたもやもやが残った。小説なんだからもっと爽快なラストでもいいのになあと。まあ、現実はこんなもんなんだろうけど、伊坂さんには最後にスカッとするものを求めてしまうんだよなあ。
| 2011.05.07 Saturday | 作家別・あ行(伊坂幸太郎) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「SOSの猿」伊坂幸太郎
評価:
伊坂 幸太郎
中央公論新社
¥ 1,575
(2009-11-26)
Amazonランキング: 37957位

ひきこもりの青年の「悪魔祓い」を依頼された男と、一瞬にして300億円を損失した株誤発注事故の原因を調査する男。そして、斉天大聖・孫悟空ーー。物語は、彼らがつくる。伊坂幸太郎最新長編小説。
2つの物語が読み進めていくうちに繋がりを持っていくという作り方は、伊坂さんおなじみといった感じ。繋がりを見せてきた辺りからは面白く読めたけれど、それまでがいつも以上に読んでいくのがきつかった。SOSの猿は、西遊記、エクソシスト、悪霊とか面白そうなテーマを詰め込みすぎたように感じる。五十嵐大介とのコラボ(?)作品でもあるらしいから、五十嵐さんの漫画を読めばまた違った感想を持つのかもしれないですが。
| 2011.01.22 Saturday | 作家別・あ行(伊坂幸太郎) | comments(0) | trackbacks(0) |
<new | top | old>