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 「ガソリン生活」伊坂幸太郎
評価:
伊坂幸太郎
朝日新聞出版
¥ 842
(2016-03-07)
Amazonランキング: 289位

のんきな兄・良夫と聡明な弟・亨がドライブ中に乗せた女優が翌日急死!パパラッチ、いじめ、恐喝など一家は更なる謎に巻き込まれ…!?車同士がおしゃべりする唯一無二の世界で繰り広げられる、仲良し家族の冒険譚!愛すべきオフビート長編ミステリー。
車視点で進むストーリー。車を運転するのは好きではないのだけど、これを読むと車欲しくなるなと思う。作風も昔っぽいというか、最近はどこか苦い終わり方だったけど、これはほんわかする終わり方で読み終わって充足感があった。色んな要素が次々出てくるので、これは話に関係あるのかなとたまに混乱したけど全部回収出来ていたっぽいのはさすがだなと思った。オーファーザーの人たちが出てきたのにはおおっ!となった。小学生なのに大人っぽい亨が好きなキャラだった。
| 2016.03.23 Wednesday | 作家別・あ行(伊坂幸太郎) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「バイバイ、ブラックバード」伊坂幸太郎
評価:
伊坂 幸太郎
双葉社
¥ 700
(2013-03-14)
Amazonランキング: 14514位

星野一彦の最後の願いは何者かに“あのバス”で連れていかれる前に、五人の恋人たちに別れを告げること。そんな彼の見張り役は「常識」「愛想」「悩み」「色気」「上品」―これらの単語を黒く塗り潰したマイ辞書を持つ粗暴な大女、繭美。なんとも不思議な数週間を描く、おかしみに彩られた「グッド・バイ」ストーリー。特別収録:伊坂幸太郎ロングインタビュー。
『あのバス』で連れて行かれる事が決まっている星野が、その前に付き合っていた女性に別れを言っておきたいとなり、お目付役の繭美と一緒に5人の女性に会いに行くという物語。
あのバスは「死ぬ」という事なのかと思いきやそういうわけでもなく、借金がどうのという描写もあったから自分のイメージとしては、カイジでいう地下行きなのかなと思った。昔の伊坂さんらしいノリの話で、5人の女性も個性的で面白かった。特に女優の話がパンのオチ含めて一番好き。そして繭美のイメージは完全にマツコ・デラックスだった。
| 2015.07.10 Friday | 作家別・あ行(伊坂幸太郎) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「仙台ぐらし」伊坂幸太郎
評価:
伊坂 幸太郎
荒蝦夷
(2012-02)
Amazonランキング: 86006位

伊坂さんの仙台での暮らしぶりを書いたエッセイ。前のエッセイは10年ぐらいかけて書いたものを1冊にまとめたから、同じ話をしているのがいくつもあって、もういいよー、とか思ってしまってたりもしたんだけど、今回はそういう事もなく伊坂さんの人柄が分かるような感じで良かった。
後半では震災の事に触れていて、その当時の何かしたくてもどうにもならない、何をしたら良いのか分からないというような、戸惑いみたいなものを感じた。何が出来るというわけではないかもしれないけれど、こうしてその時に思った事を文章として残しておくのも大事だよなと読みながら思った。
| 2013.01.29 Tuesday | 作家別・あ行(伊坂幸太郎) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「オー!ファーザー」伊坂幸太郎
評価:
伊坂 幸太郎
新潮社
¥ 1,680
(2010-03)
Amazonランキング: 12201位

みんな、俺の話を聞いたら尊敬したくなるよ。我が家は、六人家族で大変なんだ。そんなのは珍しくない?いや、そうじゃないんだ、母一人、子一人なのはいいとして、父親が四人もいるんだよ。しかも、みんなどこか変わっていて。俺は普通の高校生で、ごく普通に生活していたいだけなのに。そして、今回、変な事件に巻き込まれて―。
高校生の由紀夫には父親が4人いる。中学校の教師をしている勲、女性が好きな葵、ギャンブル好きな鷹、大学で働いていて知識が豊富な悟。平凡に生活していた由紀夫だけど、次第に県知事選を巡るある事件に巻き込まれてしまう。

相変わらず作りこまれた作品で面白かった。でも伊坂さんの作風はちりばめられたパズルのピースを、終盤に一気にはめていくという感じなので、パズルのピースを読んでいる中盤までは正直ちょっとしんどかったです。最初はこういう作風が好きだ!と思っていたのだけど、慣れてくると欲張りになるもんだなあと思ってしまいました。
後書き読むと伊坂さんはこの作品以降、作風をちょっと変えてきたのだなあと分かった。
4人の父親は、どの人も魅力的に感じて良かった。由紀夫を救うためにメッセージを残す場面とか、由紀夫同様グッときたよ。
| 2012.05.30 Wednesday | 作家別・あ行(伊坂幸太郎) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「3652―伊坂幸太郎エッセイ集」伊坂幸太郎
評価:
伊坂 幸太郎
新潮社
¥ 1,365
(2010-12)
Amazonランキング: 30836位

「喫茶店」で巻き起こる数々の奇跡、退職を決意したあの日のこと、「青春」の部屋の直筆間取り図、デビュー前のふたりの恩人、偏愛する本や映画に音楽、「干支」に怯える日々、恐るべき料理、封印された「小説」のアイディア―20世紀「最後」の「新人作家」が歩んできた10年。
伊坂幸太郎の10年間書いてきたエッセイを1冊にまとめたもの。もともとエッセイ集は出す気はなかったらしく、同じような事言っているのがいくつかあったけど、かなり面白く読めた。最近の作品はちょっと微妙だなあとか思っているのだけれど、やっぱり伊坂さんは好きだなあと思った。何回も同じ話題があっても、逆にどんなもんなんだろうと気になったし。なので、伊坂さんが面白いと何回も書いている本を今度読んでみようと考えています。また10年後にこういうエッセイ集出してほしいなあ。
| 2011.10.11 Tuesday | 作家別・あ行(伊坂幸太郎) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「モダンタイムス」伊坂幸太郎
評価:
伊坂 幸太郎
講談社
¥ 1,785
(2008-10-15)
Amazonランキング: 8609位

検索から、監視が始まる。 漫画週刊誌「モーニング」で連載された、伊坂作品最長1200枚。
あるキーワードをネットで検索してしまった人物を、コンピューターで割り出し、検索した人物には必ずとんでもない事が起る。設定は今よりも未来で、「魔王」の続編にあたる。実際に未来にこうした事が起ってもおかしくない感じの世界観。
先輩社員の仕事を引き継いだ事で、ある大きな秘密に触れてしまった主人公は、理由も分からないままに巻き込まれて行く。主人公は真実に近づくが、結局そういう事になっているシステムには勝てない。「ゴールデンスランバー」にも感じたもやもやが残った。小説なんだからもっと爽快なラストでもいいのになあと。まあ、現実はこんなもんなんだろうけど、伊坂さんには最後にスカッとするものを求めてしまうんだよなあ。
| 2011.05.07 Saturday | 作家別・あ行(伊坂幸太郎) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「SOSの猿」伊坂幸太郎
評価:
伊坂 幸太郎
中央公論新社
¥ 1,575
(2009-11-26)
Amazonランキング: 37957位

ひきこもりの青年の「悪魔祓い」を依頼された男と、一瞬にして300億円を損失した株誤発注事故の原因を調査する男。そして、斉天大聖・孫悟空ーー。物語は、彼らがつくる。伊坂幸太郎最新長編小説。
2つの物語が読み進めていくうちに繋がりを持っていくという作り方は、伊坂さんおなじみといった感じ。繋がりを見せてきた辺りからは面白く読めたけれど、それまでがいつも以上に読んでいくのがきつかった。SOSの猿は、西遊記、エクソシスト、悪霊とか面白そうなテーマを詰め込みすぎたように感じる。五十嵐大介とのコラボ(?)作品でもあるらしいから、五十嵐さんの漫画を読めばまた違った感想を持つのかもしれないですが。
| 2011.01.22 Saturday | 作家別・あ行(伊坂幸太郎) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「あるキング」伊坂幸太郎
評価:
伊坂 幸太郎
徳間書店
¥ 1,260
(2009-08-26)
Amazonランキング: 4895位

弱小地方球団・仙醍キングスの熱烈なファンである両親のもとに生まれた山田王求。“王が求め、王に求められる”ようにと名づけられた一人の少年は、仙醍キングスに入団してチームを優勝に導く運命を背負い、野球選手になるべく育てられる。期待以上に王求の才能が飛び抜けていると知った両親は、さらに異常ともいえる情熱を彼にそそぐ。すべては「王」になるために―。人気作家の新たなるファンタジーワールド。
ある少年が、生まれてから、大きく成長していくまでの人生の流れを追っていく物語。
何だか不思議な読後感でした。メインの人物である王求や王求の両親にちっともリアリティがなく、人間らしさを感じなかった。王求が仙醍キングスに入るというゴールのために、王求も両親も動いているので、毎日が機械的で窮屈そうに感じた。物語もループしそうな感じでちょっと後味が悪い。
| 2010.09.09 Thursday | 作家別・あ行(伊坂幸太郎) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎
評価:
伊坂 幸太郎
新潮社
¥ 1,680
(2007-11-29)
Amazonランキング: 74位

俺はどうなってしまった? 一体何が起こっている? 首相暗殺の濡れ衣を着せられた男は、国家的陰謀から逃げ切れるのか? 二年ぶり千枚の書き下ろし大作。
映画公開前に読みたかったので、図書館で予約して読みました。正直、伊坂作品には初めて出会った時のような面白さや興奮はもう自分の中にはないのだなあと気づいてしまったのですが、楽しく読めた。

内容は、仙台でパレードを行っていた金田首相が、ラジコンヘリにつけられた爆弾で暗殺されるという事件が起こる。そこで犯人として発表されたのは青柳雅春。そんな事をしていないのに何か巨大なものの陰謀に巻き込まれ、警察の強引とも思える捜査、追跡にひたすら逃げ何とかして自分の無実を証明しようとする。
仙台に置かれたセキュリティポッドという防犯システムによる通信管理で何でも見透かされてしまう恐怖や、誰が敵か味方か分からない中を逃げ続ける展開は先が気になった。

小説だからこそこの事件の真相というものを書いてほしかったなあと私は思いましたが、現実のようにこうしてうやむやにされてしまうのも、まあリアルな感じで面白いですよね。全部読み終わってから改めて第三部の事件から二十年後を読むと、新しい発見があったりして楽しかったです。
| 2010.02.04 Thursday | 作家別・あ行(伊坂幸太郎) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「フィッシュストーリー」伊坂幸太郎
フィッシュストーリー
フィッシュストーリー
伊坂 幸太郎

あの作品に登場した脇役達の日常は? 人気の高い「あの人」が、今度は主役に! デビュー第1短編から最新書き下ろし(150枚!)まで、小気味よい会話と伏線の妙が冴える伊坂ワールドの饗宴。
★★★
「動物園のエンジン」「サクリファイス」「フィッシュストーリー」「ポテチ」

「フィッシュストーリー」以外は他の小説からのキャラクターのリンクがありました。
本業が泥棒、副業が探偵なあの人が活躍していてとても楽しかった。
読んでいて一番楽しかったのはポテチかなー。
フィッシュストーリーの時間を飛び越えて話が繋がっていく感じも伊坂作品っぽくてよかったけど。

ポテチの家族の繋がりみたいな話は重力ピエロを思い出した。
私、こういう話に弱いのです。
| 2008.07.15 Tuesday | 作家別・あ行(伊坂幸太郎) | comments(0) | trackbacks(0) |
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