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 「ストロベリーナイト」誉田哲也
評価:
誉田 哲也
光文社
(2006-02-22)
Amazonランキング: 444426位

溜め池近くの植え込みから、ビニールシートに包まれた男の惨殺死体が発見された。警視庁捜査一課の警部補・姫川玲子は、これが単独の殺人事件で終わらないことに気づく。捜査で浮上した謎の言葉「ストロベリーナイト」が意味するものは?クセ者揃いの刑事たちとともに悪戦苦闘の末、辿り着いたのは、あまりにも衝撃的な事実だった。

警察小説ってあんまり好みではないので読んでこなかったけど、読みやすくて面白かった。ハードボイルドっぽいのかと思っていたらそういうのではなくて安心した。殺人ショーのストロベリーナイトのシーンはエグくて怖いと思ったけど他の描写はまあ平気だった。姫川の過去は辛いけど裁判で自分も警察官になろうと決めるシーンは読んでいてグッときた。続きのシリーズも読んでいこうと思う。

| 2016.11.14 Monday | 作家別・は行(その他) | comments(0) | trackbacks(1) |
 「神様の裏の顔」藤崎翔
評価:
藤崎 翔
KADOKAWA/角川書店
¥ 1,620
(2014-09-26)
Amazonランキング: 280354位

神様のような清廉な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみで包まれ、誰もが涙した――と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり……。

坪井先生の通夜の席で、生前彼と関わった人たちが話をしていくうちに実は坪井先生は凶悪犯罪者だったのではという疑いが出てきてしまう。複数の登場人物の視点で話が進み、読んでいくうちに坪井先生いい人だったんだな→何か怪しくないか→いやでもここまで証拠揃いすぎだと逆に犯罪者ではないのでは、と印象がどんどん変わっていった。最初は2人でしていた会話に次々新たな人物が入り込んでくる感じとかテンポ良くて、そこにクスリと笑える部分もあって面白かった。選評で十二人の怒れる男思い出したとあったけど会話部分が多い後半はまさにそんな感じ。オチはびっくりしたけどありがちなネタではあるかな。最後には少しゾクッとした。

| 2016.10.15 Saturday | 作家別・は行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「この闇と光」服部まゆみ
幽閉された盲目の姫君。長い髪、シルクのドレス。季節ごとの花々、優しい父王、そして姫を虐待する侍女。一度踏み込んだら抜け出せない、物語の迷宮へようこそ。魅惑的な謎と優美な幻影とが折り重なる、服部まゆみの最新作。
叙述トリックもの。この本の半分を占めるレイア一で、西洋が舞台でお姫様のレイアと国王の父親が幽閉されている話なんだと思っていたら、後半から一気にイメージしていた世界観が崩れていくのが驚きでもあり面白くもあった。前半のあれもこれも後半を読むと違う事が分かって、レイア同様思っていた世界が違っていたのを味わえる感じだった。
ラストもはっきりと答えが示されたわけではないのがもどかしくもあるけど作品の雰囲気には合っていたように思う。7
| 2016.02.14 Sunday | 作家別・は行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「告白予行練習」藤谷燈子
評価:
藤谷 燈子
KADOKAWA/角川書店
¥ 626
(2014-01-31)
Amazonランキング: 17529位

幼なじみの優に片思い中の女子高生・夏樹。本当の気持ちをごまかす内に、同じ美術部所属の美桜、あかり達と想いがこじれて…!? HoneyWorksの代表曲が、「初恋の絵本」「ヤキモチの答え」をまじえ登場!
ボカログループの曲から作った話らしくて、こういうのもあるのかと初めて知った。内容は少女漫画を読んでいるような感じでみんな片想いしていていじらしいなあと思った。そして夢を持っていたりやりたい事見つけたりもしていて青春全開な感じも良かった。
| 2015.11.30 Monday | 作家別・は行(その他) | comments(0) | trackbacks(1) |
 「ぬしさまへ」畠中恵
評価:
畠中 恵
新潮社
¥ 546
(2005-11-26)
Amazonランキング: 106665位

きょうも元気に(?)寝込んでいる、若だんな一太郎の周囲には妖怪がいっぱい。おまけに難事件もめいっぱい。幼なじみの栄吉の饅頭を食べたご隠居が死んでしまったり、新品の布団から泣き声が聞こえたり……。でも、こんなときこそ冴える若だんなの名推理。ちょっとトボケた妖怪たちも手下となって大活躍。ついでに手代の仁吉の意外な想い人まで発覚して、シリーズ第二弾、ますます快調。
「ぬしさまへ」「栄吉の菓子」「空のビードロ」「四布の布団」「仁吉の思い人」「虹を見し事」の6編。
しゃばけシリーズの2冊目。今回は短編集だけど、個人的にはこっちの方が面白かった気がする。一太郎だけではなく、色んなキャラクターにスポットが当てられていて良かった。読んでて一番好きだったのは空のビードロかな。一太郎の兄の松之助が主役の話なんだけど、その後の話とか読むと松之助も長崎屋に馴染んでいるみたいで良かったなあと思えた。一太郎も前作と変わらずに体は弱いけど大人な考え方が出来るので応援したくなる感じだった。
| 2013.11.20 Wednesday | 作家別・は行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「しゃばけ」畠中恵
評価:
畠中 恵
新潮社
¥ 578
(2004-03-28)
Amazonランキング: 25350位

江戸有数の薬種問屋の一粒種・一太郎は、めっぽう体が弱く外出もままならない。ところが目を盗んで出かけた夜に人殺しを目撃。以来、猟奇的殺人事件が続き、一太郎は家族同様の妖怪と解決に乗り出すことに。若だんなの周囲は、なぜか犬神、白沢、鳴家など妖怪だらけなのだ。その矢先、犯人の刃が一太郎を襲う…。愉快で不思議な大江戸人情推理帖。日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。
長い事積んでいたしゃばけをようやく読みました。
歴史物は得意ではないので楽しめるかなと不安だったけど、文も読みやすくてさらさらと読めた。体が弱い一太郎は廻船問屋と薬種屋を営む家の一人息子。それ故に大切に育てられており、更に一太郎の周りには妖たちが当然のようにいる。一太郎は一人で外出している時に殺人現場を見てしまい、それ以来不可解な殺人事件が一太郎の周りで起こるようになり、それを解決していく話。
色々と出てくる妖怪たちの個性も豊かだけど、体が弱いけれど中身はしっかりしている一太郎のキャラクターも好きだった。一太郎の家の問題も簡単には解決しないだろうけど、色々上手くいくと良いなと思うラストだった。
| 2013.11.02 Saturday | 作家別・は行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「女の庭」花房観音
評価:
花房 観音
幻冬舎
¥ 1,575
(2012-11-22)
Amazonランキング: 90204位

恩師の葬式で再会した五人の女。「来年も五山の送り火の時に逢おう」と約束をする。一年後、女たちは変わらない街で、変わらない顔をして集まるはずだった…でも。決して口に出せない秘密が平凡な毎日を少しずつ変えてゆく。
図書館で知らない作家で、予約数もそれなりにあったので借りてみました。
官能小説書いている人の女性向け作品らしいのですが、それなりに描写は直接的だったなーと思う。大学の教授が亡くなったために集まった同じゼミの仲間5人の女性の女としての生き様とか自分の人生なんかをエロメインにしつつ見つめるような話なのかな。
そこに亡くなった深見教授が、昔授業で間違って流してしまった生徒と思われる人と性行為しているビデオの相手の女性は誰であったのかとか、謎的な物もあった感じ。出てくる5人の女の人はみんなどことなく生きにくそうに思ったな。そこまで閉塞的にもならない気もするし。5人の中じゃ唯が一番幸せそうではあったかも。アブノーマルすぎるけど、お互いに分かっているし、上手く夫ともやっていけているし。
| 2013.05.02 Thursday | 作家別・は行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「葉桜」橋本紡
評価:
橋本 紡
集英社
¥ 1,365
(2011-08-26)
Amazonランキング: 205498位

高校生の佳奈は、書道教室の継野先生へ思いを寄せてきた。けれど、先生には由季子さんという奥さんがいて…。美人で天才、自由奔放な妹の紗英が背負っている、命の不安。他の教室からやってきた津田君の、真摯に書道に打ち込む姿。周囲の思いに背中を押されるように、佳奈のなかで何かが大きく変わろうとしていた―。春から夏へ、少女から大人へ。まぶしく切ない青春恋愛小説。
まるで少女漫画を読んでいるかのような小説だった。書道教室の先生に恋する少女を主人公にして、秀才であるが故に早死にしてしまうかもしれない妹や、書道教室の継野先生の中にある闇、そういったものが淡々とした描写で語られている。とくに大きな事は起こらないので、あっさりと読めた。主人公の恋心は叶う事がないからこそ、窮屈で行き場がない感じがちょっと痛々しくもあったかなあ。中盤から出てくる同級生の男の子とのやりとりが好きだった。
読後は結局妹はこの後どうなってしまうのだろうかという事がとても気になった。
| 2012.08.05 Sunday | 作家別・は行(その他) | comments(0) | trackbacks(1) |
 「ピース」樋口有介
評価:
樋口 有介
中央公論新社
(2006-08)
Amazonランキング: 151276位

連続バラバラ殺人事件に翻弄される警察。犯行現場の田舎町に“平和”な日々は戻るのか。いくつかの“断片”から浮かび上がる犯人とは。陰惨な連続殺人は“ピース”によって引き起こされた。
初読みの作家でした。本屋で目立つ所にポップと一緒にあって気になったので図書館で借りました。
秩父にあるバー「ラザロ」で働いていた成子が殺される事件が起こる。成子と同じように殺された人が以前にもいて、連座草津人であると分かるのだが、殺された2人には共通点が見つからない。
若いのに何に対しても興味もなさそうなラザロの店員・梢路に疑問を感じ、彼と関係のある地元誌の記者は梢路の事を調べ始める。
中々読み進める事が出来なくて、読み終わるのに時間がかかってしまった。色々描写は細かいのに気になる部分は完全に放置されていてもやもやが残った感じだった。梢路の過去や梢路と常連の咲の関係とかは特にそれを感じた。
後は最後のオチの付け方はそれでいいのか、と思ってしまった。置いてきぼりをくらった感じで唖然としてしまった。
| 2011.11.23 Wednesday | 作家別・は行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「謎解きはディナーのあとで」東川篤哉
評価:
東川 篤哉
小学館
¥ 1,575
(2010-09-02)
Amazonランキング: 102位

「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」令嬢刑事と毒舌執事が難事件に挑戦。ユーモアたっぷりの本格ミステリ。
宝生グループの令嬢にして警察官でもある麗子が、彼女の執事兼運転手でもある影山に事件を解決してもらうというミステリー。すごく読みやすくて、あんまりミステリー読まない人向けなのかなという感じ。ストーリーの展開にあれっと思う所(一般人である執事に軽々と事件の事話すのとか)もあるけれど、テンポが良くてそれなりに楽しく読めた。
| 2011.09.24 Saturday | 作家別・は行(その他) | comments(2) | trackbacks(1) |
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