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 「薬屋のひとりごと」日向夏

大陸の中央に位置するとある大国。その皇帝のおひざ元にその娘はいた。猫猫(マオマオ)、花街で薬師をやっていたが、現在後宮で下働き中である。けして美人とはいえぬその娘は、分相応に何事もなく年季があけるのを待っていた。まかり間違っても帝が自分を“御手付き”にしない自信があった。そんな中、帝の御子たちが皆短命であることを知る。存命の二人の御子も重い病と聞いた猫猫は、その原因を調べ始める―。大絶賛されたあの痛快ミステリーが待望の文庫化。中世の東洋を舞台に「毒味役」の少女が宮中で起こる難事件を次々に解決する。

先に漫画版を読んでいるので特に目新しさは感じられなかったな。読みやすいけど。漫画になる事でより恋愛感情みたいな好意の描写が分かりやすく描かれているんだなと思った。

| 2020.04.17 Friday | 作家別・は行(その他) | comments(0) | - |
 「時給三〇〇円の死神」藤まる
評価:
価格: ¥ 702
ショップ: 楽天ブックス

同級生に誘われて死神のバイトをする事になった主人公の佐倉。死神は死んでしまった人の未練を晴らし、ロスタイムを終わらせる為の手伝いをする事。ファンタジーな設定だけど読みやすくて良かった。ただ良い話なのではなく死者の抱える事情もあってビターな要素もあったので最初はびっくりしたけど、そこで色々ある事で主人公も変わったんだなというのが分かるので良かった。

| 2020.04.03 Friday | 作家別・は行(その他) | comments(0) | - |
 「謎解きはディナーのあとで ベスト版」東川篤哉

山奥のホテル『奥多摩荘』で、国会議員の七十歳の誕生日を祝い、後継者となる息子をお披露目するパーティが開かれる。招待された麗子は、執事の影山と会場に赴いた。賑やかな宴の最中、男性客が飲み物に毒を盛られて死亡する事件が発生。さらに長雨による土砂崩れで奥多摩荘に通じる山道は通行不能となり、客は会場に閉じ込められる。警視庁に栄転した風祭警部の登場で、元上司とまさかの再会を果たした麗子は、真相を究明すべく事件に挑むが!?著者が自選した傑作3編と、新章へとつながる書き下ろし新作『殺意のお飲み物をどうぞ』を収録した豪華ベスト版。

ベスト版とある通り、今までに出た3冊から1編ずつ、それに新しく短編を収録した本。すでに全部読んでいる人には狡く感じる文庫かな。私は1だけ読んだ事あるけど中身も忘れていたのでほぼ新作気分で読めた。キャラも立っているし、読みながら頑張って推理すれば自分でも犯人当てられそうな気がするストーリーは面白く感じる。今思うとキャラ文庫のはしりだったんだなと思った。

| 2020.01.07 Tuesday | 作家別・は行(その他) | comments(0) | - |
 「なぞとき遺跡発掘部 卑弥呼様はどちらにいますか?」日向夏

考古学専攻の田中灯里は、雑草を主食にするほどの極貧生活をおくる女子学生。遺跡発掘調査のアルバイトで学費を稼ぎつつ、食費を浮かせるために、研究室の西枝教授や男前な古賀先輩に福岡グルメをたかるのが日課だ。そんな灯里は昔から妙に運がいい。発掘現場でたびたび貴重なものを掘り当てては、西枝教授に驚かれている。ただし、灯里が発見するのは古代ロマンあふれる遺物ばかりじゃない。ときには謎の白骨や厄介な事件の種を掘り出してしまうことも―!?タフに駆けまわる灯里と隠れ甘党の古賀先輩が挑む、遺跡発掘×ミステリー!

キャラ文庫なのでさらっと読めた。大学生の発掘もの+ミステリーな話。さらっと解決まで進むけどその先をもう少し読みたいなと思う分量だったな。

| 2019.11.10 Sunday | 作家別・は行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「マチネの終わりに」平野啓一郎
評価:
平野 啓一郎
毎日新聞出版
¥ 1,836
(2016-04-09)
Amazonランキング: 2573位

結婚した相手は、人生最愛の人ですか?ただ愛する人と一緒にいたかった。なぜ別れなければならなかったのか。恋の仕方を忘れた大人に贈る恋愛小説。

これぞ大人の恋愛小説という感じの話だった。出会ってお互いに好意を持つけれどタイミングや周囲の人との関わりですれ違ってしまう男女の話。相手を好きでも勢いで突っ走れないのが大人なんだなと思った。2人はラストの後でどういう関係性になるのか気になる。メールで2人が完全にすれ違ってしまう所はアンジャッシュのコントを思い出した。

| 2019.10.20 Sunday | 作家別・は行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「フィッターXの異常な愛情」蛭田亜紗子
評価:
蛭田 亜紗子
小学館
¥ 626
(2018-09-06)
Amazonランキング: 483801位

広告代理店に勤める國枝颯子は、うっかりノーブラで出勤したある日、慌てて駆け込んだランジェリーショップで男性のフィッター、伊佐治耀に出会う。フィッティングを通して伊佐治からいい加減な生き方を指摘された颯子は、自分を見つめ直すようになる。“女であること”を持て余している後輩の百田馨、旬を過ぎた女優の本城夕妃、女装の趣味がある大狼社長、出産後のセックスレスに悩む同期の美鈴…颯子をとりまく人々も、伊佐治のランジェリーの魔法で変わり始めて―!?最高の一着とともに最高の恋が舞い降りる胸きゅんラブコメ。

結構前にサイン本が当たったのですが、こういう機会がなかったら絶対に読まなかった話だなと思うんだけど面白くて良かった。本とはこういう出会い方もあるんだな。

たまたま入ったランジェリーショップで男性のフィッター・伊佐治と出会い、彼に生活態度をズバズバ当てられて、自分でも改善するようになり、主人公の颯子自身も自分の周りの悩んでいたりする人に下着を通して前向きになるように導くみたいな話。どの話も良かった。最後、病気みたいな展開になって辛くなるのかなと思ったけどハッピーエンドに終わったので良かった。

実際に男性のフィッターさんがいたらやっぱり私は抵抗を感じてしまうけど小説ならありだった。颯子が手術をして、気にする事はないと思いつつも引け目に感じてしまっているのに対して伊佐治が言う言葉が良かった。凄い救いになったと思う。

| 2019.06.15 Saturday | 作家別・は行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「今からあなたを脅迫します」藤石波矢
評価:
藤石 波矢
講談社
¥ 778
(2016-04-19)
Amazonランキング: 65981位

「今から君を脅迫する」。きっかけは一本の動画。「脅迫屋」と名乗るふざけた覆面男は、元カレを人質に取った、命が惜しければ身代金を払えという。ちょっと待って、私、恋人なんていたことないんですけど…!?誘拐事件から繋がる振り込め詐欺騒動に巻き込まれた私は、気づけばテロ事件の渦中へと追い込まれ―。人違いからはじまる、陽気で愉快な脅迫だらけの日々の幕が開く。

人違いで脅迫屋と名乗る男から脅迫された所から始まるのでびっくりするけどコミカル有りな感じで楽しめた。管理人さん何かあるなと思ったらやっぱり何かあったりと話の進め方はストレートな気がする。キャラがみんな個性的でライトなミステリという感じかな。千川の過去とか何故脅迫屋をしているのかとかは続き物だし次の巻以降で語られたりするのかな。

| 2017.12.13 Wednesday | 作家別・は行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「ストロベリーナイト」誉田哲也
評価:
誉田 哲也
光文社
(2006-02-22)
Amazonランキング: 444426位

溜め池近くの植え込みから、ビニールシートに包まれた男の惨殺死体が発見された。警視庁捜査一課の警部補・姫川玲子は、これが単独の殺人事件で終わらないことに気づく。捜査で浮上した謎の言葉「ストロベリーナイト」が意味するものは?クセ者揃いの刑事たちとともに悪戦苦闘の末、辿り着いたのは、あまりにも衝撃的な事実だった。

警察小説ってあんまり好みではないので読んでこなかったけど、読みやすくて面白かった。ハードボイルドっぽいのかと思っていたらそういうのではなくて安心した。殺人ショーのストロベリーナイトのシーンはエグくて怖いと思ったけど他の描写はまあ平気だった。姫川の過去は辛いけど裁判で自分も警察官になろうと決めるシーンは読んでいてグッときた。続きのシリーズも読んでいこうと思う。

| 2016.11.14 Monday | 作家別・は行(その他) | comments(0) | trackbacks(1) |
 「神様の裏の顔」藤崎翔
評価:
藤崎 翔
KADOKAWA/角川書店
¥ 1,620
(2014-09-26)
Amazonランキング: 280354位

神様のような清廉な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみで包まれ、誰もが涙した――と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり……。

坪井先生の通夜の席で、生前彼と関わった人たちが話をしていくうちに実は坪井先生は凶悪犯罪者だったのではという疑いが出てきてしまう。複数の登場人物の視点で話が進み、読んでいくうちに坪井先生いい人だったんだな→何か怪しくないか→いやでもここまで証拠揃いすぎだと逆に犯罪者ではないのでは、と印象がどんどん変わっていった。最初は2人でしていた会話に次々新たな人物が入り込んでくる感じとかテンポ良くて、そこにクスリと笑える部分もあって面白かった。選評で十二人の怒れる男思い出したとあったけど会話部分が多い後半はまさにそんな感じ。オチはびっくりしたけどありがちなネタではあるかな。最後には少しゾクッとした。

| 2016.10.15 Saturday | 作家別・は行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「この闇と光」服部まゆみ
幽閉された盲目の姫君。長い髪、シルクのドレス。季節ごとの花々、優しい父王、そして姫を虐待する侍女。一度踏み込んだら抜け出せない、物語の迷宮へようこそ。魅惑的な謎と優美な幻影とが折り重なる、服部まゆみの最新作。
叙述トリックもの。この本の半分を占めるレイア一で、西洋が舞台でお姫様のレイアと国王の父親が幽閉されている話なんだと思っていたら、後半から一気にイメージしていた世界観が崩れていくのが驚きでもあり面白くもあった。前半のあれもこれも後半を読むと違う事が分かって、レイア同様思っていた世界が違っていたのを味わえる感じだった。
ラストもはっきりと答えが示されたわけではないのがもどかしくもあるけど作品の雰囲気には合っていたように思う。7
| 2016.02.14 Sunday | 作家別・は行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
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