Blogpet
 「拝啓、本が売れません」額賀澪
評価:
額賀 澪
ベストセラーズ
¥ 1,404
(2018-03-20)
Amazonランキング: 105434位

売れる本を作る方法を探し求めて見つけた答えとは…『松本清張賞』『小学館文庫小説賞』をダブル受賞してデビューした新人小説家がみた出版不況の現実。文藝春秋より刊行予定の新作先取り掲載。

作者がどうしたら自分の本が売れるのかを考えるエッセイみたいな本。色々な所に取材に行きつつ売れる本を作ろうとするみたいな話。作家の仕事とかデザイナーの仕事とか知る事が出来るのは楽しかった。でも作者が事あるごとに自分の事をゆとりゆとりと自虐しているのはあまりにも多すぎてうーんとなった。ゆとりだから売れないわけではなく、時代のせいというのが多いのだからそのくくりで自虐するのは止めて欲しかったな。ただ一方的にささやかな毒を吐いている作家2人にはエピソード読んだらお腹壊せと思っても仕方ないなと思える。自分でも同じ立場だったら思うだろうし。

作者は仕事欲しくてガツガツしているから作家として生き残っていけそうだなと感じる。

| 2018.10.08 Monday | 作家別・な行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「咲見庵三姉妹の失恋」成田名璃子
評価:
成田 名璃子
新潮社
¥ 594
(2018-05-29)
Amazonランキング: 167532位

蔵の町、川越。くず餅が人気の和カフェ・咲見庵を営む美人の長女、花緒。ボーイッシュで夢見がちな次女、六花。そして、二人の姉とは母親の違う十六歳の三女、若葉。そんな高咲三姉妹が暮らす家に、父を亡くした少年、薫が居候することに。姉たちはそれぞれに恋の甘さと苦しみを味わい、同い年の若葉と薫は次第に心を通わせていくが──。めぐる季節の中、姉妹が織りなす優しく切ない恋愛模様。

これは好みの話で面白かった。父親を亡くし行く場所の無くなった薫が父親の友人に誘われ彼の家に居候する事になる。しかしいざ家に行くと本人はいなくて何も知らされていなかった三姉妹がいて、という話。タイトル通り三姉妹の失恋がメインで進むけど、後味悪くないしどの話も良かった。花緒の話の子供は年が上なら精神年齢もちゃんと上だと信じてるってのが印象に残った。実際そうじゃないもんなあと年を重ねたら分かる感覚だった。

最後の若葉の話は薫くんとのその後が気になってもうちょっと先を読みたかったなと思った。

| 2018.07.13 Friday | 作家別・な行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「悪と仮面のルール」中村文則
評価:
中村 文則
講談社
(2010-06-30)
Amazonランキング: 315255位

父から「悪の欠片」として育てられることになった僕は、「邪」の家系を絶つため父の殺害を決意する。それは、すべて屋敷に引き取られた養女・香織のためだった。十数年後、顔を変え、他人の身分を手に入れた僕は、居場所がわからなくなっていた香織の調査を探偵に依頼する。街ではテログループ「JL」が爆発騒ぎを起こし、政治家を狙った連続殺人事件に発展。僕の周りには刑事がうろつき始める。しかも、香織には過去の繰り返しのように、巨大な悪の影がつきまとっていた。それは、絶ったはずの家系の男だった―。刑事、探偵、テログループ、邪の家系…世界の悪を超えようとする青年の疾走を描く。芥川賞作家が挑む渾身の書き下ろしサスペンス長編。新たなる、決定的代表作。

初めて読む中村文則作品。邪の一族として育てられた主人公が自分の好きな人である香織を守る為に父親を殺し邪の一族になる自分を否定しようとしつつも香織の為に人を殺す自分とに葛藤する話かな。普通に人を殺しているけど上手く一族の人に見つからずに逃げて欲しいと思うくらいに主人公は一途で、でも香織と一緒にいる事は出来ないし顔も変えた自分の正体を言う事も出来ないのが切なかった。終盤、多分香織は気付いたのと恭子がついてきたのが救いだったな。特に恭子はいてくれて良かったとこっちも思ったし主人公もそう思っただろうというのが感じられてラストシーン好きだった。

| 2018.03.17 Saturday | 作家別・な行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「怪盗グリフィン、絶体絶命」法月綸太郎
評価:
法月 綸太郎
講談社
¥ 17,583
(2006-03-17)
Amazonランキング: 282244位

ニューヨークの怪盗グリフィンに、メトロポリタン美術館(通称メット)が所蔵するゴッホの自画像を盗んでほしいという依頼が舞いこんだ。いわれのない盗みはしないというグリフィンに、依頼者はメットにあるのは贋作だと告げる。「あるべきものを、あるべき場所に」が信条のグリフィンがとった大胆不敵な行動とは!!(第1部)
政府の対外スパイ組織CIA(アメリカ中央情報局)作戦部長の依頼を受けたグリフィンは、極秘オペレーション<フェニックス作戦>を行うべく、カリブ海のボコノン島へ向かう。その指令とは、ボコノン共和国のパストラミ将軍が保管している人形を奪取せよというものだったが……。(第2部)

子供向けらしく無駄なく進むストーリーが読んでいて心地よかった。史実と創作が混じるのもどっちが本当なんだろうって子供は気になりそうだなと思った。

| 2017.10.10 Tuesday | 作家別・な行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「いつか、ふたりは二匹」西澤保彦
評価:
西澤 保彦
講談社
¥ 2,160
(2004-04-28)
Amazonランキング: 671211位

菅野智己は母が再婚した4年生の頃、突然、眠りに就くことで猫の身体に乗り移れるという不思議な能力を持った。身体を借りている猫にジェニイという名前をつけ、巨大なセントバーナード犬のピーターと友達になった智己が6年生のとき、クラスメイトを含め3人の女子児童が襲撃されるという事件が発生し、1人が重態に。昨年秋に、同じく町内で起きた女子児童誘拐未遂事件の犯人と同一人物の仕業のようだ。被害者の共通点は、智己の義理の姉久美子さんが家庭教師だということ! 智己はジェニイになって、ピーターとともに事件を調べることにした。

ミステリーランドの一冊。猫に自分の意識を移す事が出来る小学生の智己がその能力を利用して自分の住む町で起こる事件を解決するために奮闘する話。犬のピーターも智己と同じ感じでそれが誰なのかは結構分かりやすかったなと思う。冒険的部分もあるけど最後の方はショックというか苦い部分もあって少し辛かったかな。

| 2017.05.11 Thursday | 作家別・な行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「崩れる 結婚にまつわる八つの風景」貫井徳郎

家庭内殺人。ストーカー。怪しい隣人。…家が崩れ、家族が崩れ、町が崩れ、次は、あなたが「崩れる」。「幸福の方程式」を突き崩す8つの事件。

「崩れる」「怯える」「憑かれる」「追われる」「壊れる」「誘われる」「腐れる」「見られる」

結婚にまつわる〜とあるけど幸せな話はほぼなくて心理ホラーよりの短編集。ガチなホラーは1編だけで後は人間の怖さみたいなエピソードだった。結構前の作品なのだけど、今読んでも古い感じがしないので面白かった。いつの時代でも人の抱える闇みたいなものは大きく変わらないのかなとも思える。嫌なオチになるのは分かっているのにそれでもオチにゾクッとしたりして怖面白い感じ。

珍しくハッピーエンドで終わる話もあったのに書き方で裏があるのではと思ってしまった。最後の話を読んで人並みに掃除と料理が出来るようになりたい、しなきゃと両方苦手な私は思いました。

| 2016.09.09 Friday | 作家別・な行(その他) | comments(0) | trackbacks(1) |
 「迷える四姉妹」中居真麻
評価:
中居 真麻
宝島社
(2013-08-02)
Amazonランキング: 1091746位

恥ずかしいくらい“女”をさらけ出した、イタ面白い女子小説の傑作!

タイトルの通り四姉妹それぞれを主役にした連作短編集。冒頭の話から迷える感じで痛い所つかれたりする内容だったけど面白かった。私は最後の長女の話が一番好き。

| 2016.07.21 Thursday | 作家別・な行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「カーの復讐」二階堂黎人
評価:
二階堂 黎人
講談社
(2005-11-25)
Amazonランキング: 736001位

古代エジプトの秘宝「ホルスの眼」という名のメダリオン。この素晴らしさに心魅かれる男がいた。その名は怪盗アルセーヌ・ルパン。彼はそのお宝を頂戴するために、発掘者ボーバン博士に近づくが、博士の居城「エイグル城」で、ルパンを待ち受けていたのは奇妙な連続殺人事件だった。暗号文を手に死んだ老婆、財宝を荒らしたボーバン家への、生霊「カー」の復讐を口にする謎のエジプト人、城に出没するミイラ男、完全なる密室に置かれた脅迫状、そしてあらたに発生した連続殺人…。数々の事件を解決したルパンの頭脳をもってしても説明不可能な事件が続発し、人々を恐怖へおとしいれていく。果たしてこの前代未聞の難事件の犯人は誰なのか?ルパンはプライドをかけて事件に挑む。

ルパンが出てくる話。トリックとかオチ含めて予想外でもあり子供向けの面白い要素もありで良かった。最初の文からひっかけあったのかとすっかり騙されていたのでびっくりした。

| 2016.05.03 Tuesday | 作家別・な行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「消失グラデーション」長沢樹
評価:
長沢 樹
角川書店(角川グループパブリッシング)
(2011-09-27)
Amazonランキング: 378372位

私立藤野学院高校のバスケ部員椎名康は、ある日、少女が校舎の屋上から転落する場面に遭遇する。康は血を流し地面に横たわる少女を助けようとするが、少女は目の前から忽然と消えた。監視された空間で起こった目撃者不在の“少女消失”事件。複雑に絡み合う謎に、多感な若き探偵たちが挑む。繊細かつ大胆な展開、“真相”の波状攻撃、そして驚愕の結末。最先端で最高の青春本格ミステリ、第31回横溝正史ミステリ大賞受賞作。
これは終盤まで読むと今までの考えがひっくり返る叙述系のミステリかな。色々分かってから、このキャラはこうであのキャラは…みたいな風に少し頭が混乱しました。後は割とスタンダートな感じの話かな。悩みを持っていた少女が屋上から転落したはずなのに消えていて、彼女は生きているのか死んでいるのか、誰が犯人なのかというのを解決する話。これはその後の話を読んでみたい。どうなったのかが気になる。
| 2015.04.12 Sunday | 作家別・な行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「いやいやえん」中川李枝子
児童書です。子供向けなのであっという間に読めた。
7SEEDSを読んだ時に話題に出てきたので気になって読んだのだけど、子供向けに教訓とかっぽいものも盛り込まれていて良い本だなあと思った。保育園の約束事とか、自分がしげるの年ごろには出来てなかったなあと思えたし。しげるは我儘ばかり言って注意されたり、子供たちで船を作ってくじらとりをしたり、しげるが鬼の子に会ったり、コグマの子が保育園にやってきたりと空想交じりな感じも夢があるのかなあと思う。しげるのような子は、子供らしいんだろうけど我儘でもあるから親は大変そうだなと読んでて思ってしまった。
| 2014.02.20 Thursday | 作家別・な行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
<new | top | old>