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 「天久鷹央の推理カルテ」知念実希人
評価:
知念 実希人
新潮社
¥ 594
(2014-09-27)
Amazonランキング: 18852位

統括診断部。天医会総合病院に設立されたこの特別部門には、各科で「診断困難」と判断された患者が集められる。河童に会った、と語る少年。人魂を見た、と怯える看護師。突然赤ちゃんを身籠った、と叫ぶ女子高生。だが、そんな摩訶不思議な“事件"には思いもよらぬ“病"が隠されていた…?頭脳明晰、博覧強記の天才女医・天久鷹央が解き明かす新感覚メディカル・ミステリー。

病院を舞台にしたミステリ。医療ものだと難しいかなと思っていたけど読んでみたらそんな事はなく読みやすかった。鷹央の名前で男なのかと思ったら女性だったのと医者っぽくないキャラクターがいい意味で面白いなと思った。短編形式で後半になるにつれて題材がシリアスになっていく感じだった。グレープフルーツが毒にみたいなのはどこかで見た覚えがあるんだけど思い出せない。でも身近なものが毒にもなりえてしまうというのは怖いなと思った。

| 2017.11.13 Monday | 作家別・た行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて」Cheeery

高1の心はクールな星野くんと一緒の委員会に。初対面の印象は最悪だった彼だけど、実は優しい一面を知って「もっと一緒にいたい」と思うように。やがて付き合うようになり、幸せな毎日が訪れると思いきや、デートをしていても星野くんはどこか上の空。彼には大切な幼なじみがいて、病気で入院しているのだと聞いた心は…。両片想いの切ない恋物語。

携帯小説なので横書きだった。中高生が読んだらキュンキュンするんだろうなあとは思った。私は読んでいて主人公も相手の男も好きになれなくてかなりモヤモヤした。翼は主人公の心を含めて面倒というか、重い相手に好かれて大変そうと思ったけど、翼は翼で心を大切にすると言いつつ呼ばれたら切り離せなくて病院に行っているしでどっちつかずだなと思ってしまった。佐野くんも主人公に都合のいい存在だなと思うんだけど、こっちのが人気出るのは納得した。

| 2017.02.23 Thursday | 作家別・た行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「闇のなかの赤い馬」竹本健治
評価:
竹本 健治
講談社
(2004-01-31)
Amazonランキング: 740419位

聖ミレイユ学園で神の怒りとしか思えない悲劇があいついだ。ウォーレン神父は校庭の真ん中で落雷に遭って焼け死に、さらにベルイマン神父が密室と化したサンルームで、人体自然発火としか考えられない無残な焼死体となって発見されたのだ。「汎虚学研究会」はみんなからキョガクの連中とよばれる、ちょっと浮世離れしたメンバー四人で構成されている。部長は僕、室井環。中でも好奇心のかたまり、フクスケは女ホームズと化し、ワトソン役に僕を指名した。ベルイマン神父の死は殺人に違いないというのだ。僕は夜ごと見る、狂った赤い馬の悪夢でそれどころじゃないのだが…。
ミッション系スクールで起こる殺人事件。トリックは大掛かりというか、自分が予想していた以上に規模が大きかったし関わっている人数も多くてびっくりした。主人公が一歩間違えれば加害者の方になっていただろうなと思えるのが考えると少し辛い。
| 2016.03.26 Saturday | 作家別・た行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「輪るピングドラム 上、中、下」幾原邦彦、高橋慶
評価:
幾原 邦彦,高橋 慶
幻冬舎
¥ 1,512
(2011-07-04)
Amazonランキング: 103387位

妹・陽鞠を救うため、双子の兄弟・冠葉と晶馬は…!? 幾原邦彦監督、12年ぶりの新作TVアニメ、原作小説第1弾!!
上、中、下巻まとめて感想。
アニメのノベライズ。アニメだけだと難しく感じられた内容が小説版だともう少しとっつきやすくなっていて、何故かというと、症状説明とかその時にキャラクターが何を考えていたのかとかが描写されているから。みんな大切な人がいて、その人の為に一生懸命行動しているのが切なくもあった。私はりんごちゃんが一番好きなキャラだった。
| 2015.09.28 Monday | 作家別・た行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「月刊少女野崎くん 6」椿いづみ
椿いづみ
スクウェア・エニックス
¥ 514
(2015-02-21)
Amazonランキング: 503位

新キャラとして結月のお兄さんが登場。すんなり作中に馴染んでいて面白かった。野崎くんの部屋で悶々とする千代ちゃんも可愛い。恋する女の子の図々しさが可愛い。恋愛ではなくても親しい女の子のポジションにいられているようでとりあえず良かったねと思った。
| 2015.05.19 Tuesday | 作家別・た行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「Bランクの恋人」平安寿子
評価:
平 安寿子
実業之日本社
¥ 1,575
(2005-10-16)
Amazonランキング: 449439位

この世の中、愛にもいろいろありまして─恋人、夫婦、親子など様々な「愛しあう人達」の姿をユーモラスに描く、注目作家の短編集!
「Bランクの恋人」「アイラブユーならお任せを」「サイド・バイ・サイド」「はずれっ子コレクター」「ハッピーな遺伝子」「利息つきの愛」「サンクス・フォー・ザ・メモリー」

平さんの本は読んだことないなーと思ったので昔、テレビで紹介されていたこの本を読んでみました。短編集なのだけど、どの話もどこか憎めない部分もあるダメ男やダメ女が出てくる話だったかな。ダメといういい方は言いすぎかもだけど、完璧じゃない人たちと言うか…。完璧じゃないから人間くさくもあり、読んでいて応援したくなるような登場人物ばかりだった。
印象に残ったのは「利息つきの愛」でゲイのくうちゃんが美和に指摘する美和の恋愛観かなあ。あー、これ私もそう思っている所あるなあと妙に共感した。「サンクス・フォー・ザ・メモリー」も、どちらも悪くないのが分かるから、最後の論争の辺りとかちょっと切なくて印象に残ったかな。その2編が好きな話でした。
| 2013.11.26 Tuesday | 作家別・た行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「僕らが旅にでる理由」唯野未歩子
評価:
唯野 未歩子
文藝春秋
¥ 1,600
(2009-08)
Amazonランキング: 1102610位

さあ、いくよ。月・火・水・木・金と、曜日ごとに違う恋人がいる歯科医大生の衿子。ある日衿子は、恋人ではない「ラーさん」(四十歳・男性)と行き先のわからない旅にでる―ふたりの行き着く先はどこ?あたらしいリアルとファンタジーが交錯する、赤羽駅発・傑作ロードノベル。
うーん、なんか読みにくい本だった。あてもなく旅に出た衿子とラーさんは、籠原、高崎、長野と様々な場所へ行き、そこで色んな人と会う。2人が旅をしながら自分の内側の物事と折り合いをつけていく話なんだってのは最後の方で分かるのだけど、そこに行くまでがだれるというか、よく分からないなあって思ってしまった。2人が旅で立ち寄った場所は私にも馴染みがある場所もあったりしたので、その辺りの描写にはおお!っと思ったのだけれどね。でも読後感は悪くないと思った。
| 2013.08.26 Monday | 作家別・た行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「ニ十億光年の孤独」谷川俊太郎
評価:
谷川 俊太郎
集英社
¥ 500
(2008-02-20)
Amazonランキング: 6132位

ひとりの少年が1対1で宇宙と向き合い生まれた、言葉のひとつぶひとつぶ。青春の孤独と未来を見つめ、今なお愛され続ける詩人の原点を英訳付の二カ国語版で初文庫化。著者18歳の時の自筆ノートを(一部)特別収録。
詩集。英訳版もついているので、私は読めないけどちょっとお得感も感じる1冊でした。
詩の読み方は相変わらずよく分からないのだけど、書かれた時期を考えたらやっぱり革新的な詩ばかりなんだろうなあと思った。タイトルの通り、孤独感を感じさせるような詩が多かったような気もする。
| 2012.12.13 Thursday | 作家別・た行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「共喰い」田中慎弥
評価:
田中 慎弥
集英社
¥ 1,050
(2012-01-27)
Amazonランキング: 1686位

第146回芥川賞受賞作「共喰い」――昭和63年。17歳の遠馬は、怪しげな仕事をしている父とその愛人・琴子さんの三人で川辺の町に暮らしていた。別れた母も近くに住んでおり、川で釣ったウナギを母にさばいてもらう距離にいる。日常的に父の乱暴な性交場面を目の当たりにして、嫌悪感を募らせながらも、自分にも父の血が流れていることを感じている。同じ学校の会田千種と覚えたばかりの性交にのめりこんでいくが、父と同じ暴力的なセックスを試そうとしてケンカをしてしまう。一方、台風が近づき、町が水にのまれる中、父との子を身ごもったまま逃げるように愛人は家を出てしまった。怒った父は、遠馬と仲直りをしようと森の中で遠馬を待つ千種のもとに忍び寄っていく....。川辺の町で起こる、逃げ場のない血と性の臭いがたちこめる濃密な物語。
第144回芥川賞候補作「第三紀層の魚」も同時収録。
「共喰い」「第三紀層の魚」の2編。
表題作は、女性を殴る癖のある父親を持つ主人公が、幼馴染と付き合うようになって、自分も父親のように人を殴るようになってしまうのだろうかと葛藤する話。ページ数的には短いのだけど、結構心理描写とか濃密に感じたなあ。
「第三紀層の魚」は小学生の主人公が曾祖父や祖母や母親と過ごす日常をメインに描写しているのだけど、母親との事や、引っ越しに関する事なんかが、小学生らしく感じられて、こっちの方が読みやすかった。

純文系は久々に読んだけど、いつも感想が上手く出てこなくて、難しい。
| 2012.04.22 Sunday | 作家別・た行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「霊降ろし」田山朔美
評価:
田山 朔美
文藝春秋
¥ 1,400
(2009-04)
Amazonランキング: 467018位

降霊術の「振り」をして拝み屋をしていた女子高生・友紀。ある日、ほんとうに霊が降りてきて―。端正な文章で繊細な少女のこころを描いた表題作と第103回文學界新人賞受賞作『裏庭の穴』を併録。
「裏庭の穴」「霊降ろし」の2編。

「裏庭の穴」は、ミニブタを飼い始めた主婦が主人公。妄想のようにありもしない事を言う隣人、怪しい商品を売りつけようとする娘の同級生の親、夫が浮気をしていても気にも留めない主人公と、登場人物の薄気味悪さにゾッとする。終盤からラストにかけての描写で、現実なのか夢なのか分からない世界になっていたので印象に残るラスト。

「霊降ろし」は、大人の欲望に巻き込まれ、そんな力もないのに霊媒師のような事をやっている友紀の話。出てくる大人がそろいもそろって自分勝手で自分の事しか考えていないのにイライラした。そんな大人たちに立ち向かう力がない友紀の無力感を感じたり、本人は望んでもいないのに本当にそんな力が身につきつつあるのは、嫌だなあと思った。そんな中でも同級生との語らいは読んでいて安心できる。これも後味はそんなに良くないけど、綺麗にまとまっていて好きな話。
| 2011.06.10 Friday | 作家別・た行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |
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