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 「海と山のピアノ」いしいしんじ
評価:
いしい しんじ
新潮社
¥ 1,836
(2016-06-30)
Amazonランキング: 289555位

山でひとが溺れてから半年、グランドピアノとともに流れついたひとりの少女。やがて訪れる奇跡―。命を育み、あるいは奪う、水の静けさ、こわさ、あたたかさ。響きあう九つの短篇小説。

大人の童話集みたいな感じの不思議な世界観の話だった。まあ正直よく分からなくて頭に入らなかった。

| 2019.01.12 Saturday | 作家別・あ行(いしいしんじ) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「トリツカレ男」いしいしんじ
評価:
いしい しんじ
新潮社
¥ 380
(2006-03)
Amazonランキング: 13377位

ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。何かに夢中になると、寝ても覚めてもそればかり。オペラ、三段跳び、サングラス集め、潮干狩り、刺繍、ハツカネズミetc.そんな彼が、寒い国からやってきた風船売りに恋をした。無口な少女の名は「ペチカ」。悲しみに凍りついた彼女の心を、ジュゼッペは、もてる技のすべてを使ってあたためようとするのだが…。まぶしくピュアなラブストーリー。
何にでもすぐに取りつかれて夢中になってしまうジュゼッペ。そのせいでついた名はトリツカレ男。そんなジュゼッペが今度取りつかれたのはペチカという風船売りの少女。次第にペチカと仲良くなっていくジュゼッペだけど、彼女の表情に曇りを見つけると、それを晴らそうとその都度行動を起こす。
いしいしんじの話って個人的に苦手意識があったんだけど、これは割と面白く読めた。ジュゼッペがペチカの為に行動している事で、ここまでしても良いのか?と思えるものもいくつかあったんだけど、ジュゼッペ的には結果オーライになっているからこれで良いのかなあ。
| 2012.11.11 Sunday | 作家別・あ行(いしいしんじ) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「東京夜話」いしいしんじ
東京夜話 (新潮文庫)
東京夜話 (新潮文庫)
いしい しんじ

田町のアパートの一室にひっそりとあった闇のバー。酒と詩情溢れる「うつぼかずらの夜」。新宿で世にも可憐なダッチワイフを助ける「天使はジェット気流に乗って」。大海で出会った二匹が築地で思いを遂げる純愛物語「クロマグロとシロザケ」など、東京の街を舞台とする全18篇。『ぶらんこ乗り』の前史時代、原石の魅力が煌く幻のデビュー短篇集。
「真夜中の生ゴミ 下北沢」「ベガ星人はアップルパイが得意なの 原宿」「お墓アンダーグラウンド 上野・谷中」「魚のおろし方を学ぶ速度で 新宿西口新都心」「老将軍のオセロゲーム 神保町」「クロマグロとシロザケ 築地」「そこにいるの? 大久保」「クリスマス追跡 渋谷」「『クラブ化する日本――その中心部をめぐる一考察』 銀座」「うつぼかずらの夜 田町」「すごい虎 柴又」「正直袋の神経衰弱 池袋」「アメーバ横丁の女 上野・アメ横」「もんすら様 巣鴨」「おめん法廷 霞ヶ関」「天使はジェット気流に乗って 新宿ゴールデン街」「吾妻橋の下、イヌは流れる 浅草」「二月二十日 産卵。 東京湾」

大学の友達に借りて読んだいしいしんじ3冊目です。変わりに私は伊坂さんの「重力ピエロ」を貸してみたりしました。
実はいしいしんじさんは私の中では苦手作家に入っています。それで、これも読めるか結構不安だったのですが、短編集のおかげで読めました。
最初のほうはおもしろい、これはいけるぞ!と思ったのですが後になるにつれて私は読むスピードが落ちてしまいました。何だろう、後ろの話になればなるほど、いしいさんの作品っぽさが出ているような気がします。

私の好きな話は「真夜中の生ゴミ」「クロマグロとシロザケ」「うつぼかずらの夜」かな。「真夜中の生ゴミ」はしょっぱなからシュールな話で引き込まれました。「クロマグロとシロザケ」は魚同士の身分(いや、これは種族かな)の恋のお話。主人公は魚なのにまさかこんなに切なく感じるとは思いませんでしたよ。「うつぼかずらの夜」はひっそりと経営された闇のバーの話。なんか思わず行きたくなっちゃいました。でもあんなにぎゅうぎゅうになるのは嫌かも。
「すごい虎」と「吾妻橋の下、イヌは流れる」で登場人物がかぶっているのがおもしろかったです。あのイヌは元気なんだね、よかった!

いしいさん、短編ならまだ読めそうな気がしたので、時間が出来たらロッスさんを読んでみようと思います。
| 2007.10.25 Thursday | 作家別・あ行(いしいしんじ) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「みずうみ」いしいしんじ
みずうみ
みずうみ
いしい しんじ

ひとつだけ、教えてくれ。今日は、何月、何日だ――伸び縮みする時間の中で、みずうみは渦巻き、そして落ちていく。『ポーの話』から2年、待望にして著者最高の最新長篇小説!
第1章から第3章まで。
第1章は不思議な村の話。みずうみに水を汲みにいく水汲み係の僕。眠り小屋で眠り続ける人たち。その中でもひときわ眠りの深い僕の2番目の兄。そして、月に一度みずうみの水が溢れ、眠る人々から語られる話。
第2章もこんな感じかと思っていたら、突然舞台はかわりタクシー運転手の男の話になった。そして第3章は慎二とボニーの話。第3章は慎二といい園子といい、作者自身がモデルだろうなと思う。

全体を通して舞台は全然違うけれど、どれもコポリ、コポリと溢れるみずうみにつながっている、そういうのを感じた。
| 2007.08.14 Tuesday | 作家別・あ行(いしいしんじ) | comments(2) | trackbacks(1) |
 「ぶらんこ乗り」いしいしんじ
ぶらんこ乗り
ぶらんこ乗り
いしい しんじ

ぶらんこが上手で、指を鳴らすのが得意な男の子。声を失い、でも動物と話ができる、つくり話の天才。もういない、わたしの弟。―天使みたいだった少年が、この世につかまろうと必死でのばしていた小さな手。残された古いノートには、痛いほどの真実が記されていた。ある雪の日、わたしの耳に、懐かしい音が響いて…。物語作家いしいしんじの誕生を告げる奇跡的に愛おしい第一長篇。

読み終わってから随分時間がたってしまいました。
全体的に寂しさが漂っているような感じがした。寂しさというより、弟の孤独を感じさせるのかな。どちらにしても、私はちょっと苦手な話でした。いしいしんじは前から気になっていろいろ読んでみたいなあと思っていたんですけど最初に入った話が自分に合わないと別の作品を読むべきか読まざるべきか迷う。とりあえずいったん距離を置こう。

弟が一番最初に書いた「たいふう」という話、どこかで見たなあと思ってたらダ・ヴィンチでした。実際にいしいさんが4歳のときに書いた話だそうで。4歳でこんな話が書けるなんてすごいなあ。

弟の書いた話って何気にダークだよなあとも思った。動物の声が聴こえるようになった後のですが。ローリングとかユーカリとか。
| 2006.04.12 Wednesday | 作家別・あ行(いしいしんじ) | comments(0) | trackbacks(0) |