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 「百器徒然袋―雨」京極夏彦
評価:
京極 夏彦
講談社
¥ 1,173
(2005-09-15)
Amazonランキング: 39136位

「推理はしないんです。彼は」。知人・大河内の奇妙な言葉にひかれて神保町の薔薇十字探偵社を訪れた「僕」。気がつけば依頼人の自分まで関口、益田、今川、伊佐間同様“名探偵”榎木津礼二郎の“下僕”となっていた…。京極堂をも巻き込んで展開するハチャメチャな妖怪三篇「鳴釜」「瓶長」「山颪」を収録。

榎木津がメインの短編集。本編のシリーズとは違い破天荒な榎木津が話を引っ張るのも中々に面白かった。最初の話が赤ちゃんを可愛がる榎木津が見られたりとか違った一面が見られて好き。シリーズの中では息抜き兼ねて読めそうだなと思った。

| 2017.04.03 Monday | 作家別・か行(京極夏彦) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「百鬼夜行―陰」京極夏彦
評価:
京極 夏彦
講談社
¥ 967
(2004-09-14)
Amazonランキング: 318460位

「妖怪」はいずこより来るのか…。人の心は闇にあらねども、揺るぎないはずの世界が乱れたとき、その裂け目から恠しきものが湧き出し、取り憑く。他人の視線を畏れる者、煙に常軌を逸した執着をもつ火消し、「海」を忌む小説家…。日常に潜む恐怖を描く十の短篇から成る「京極堂サイドストーリーズ」。

短編集。京極堂シリーズの今までの作品に登場した人たちを主人公としたサイドストーリー。京極堂による憑物落としのシーンはないので基本的にバッドエンドというか暗い感じ。最後の関口の話はそこからまさにシリーズ最初の姑獲鳥の夏に繋がるのが分かって面白かった。そしてこの話を読むと関口の奥さんの雪絵さんの心情が気になる。いつか描写されるのかな。後はこの中だと絡新婦の理に出てきた山本教諭の話が印象に残った。

| 2017.01.30 Monday | 作家別・か行(京極夏彦) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「塗仏の宴 宴の始末」京極夏彦
評価:
京極 夏彦
講談社
¥ 1,307
(2003-10-15)
Amazonランキング: 76357位

「愉しかったでしょう。こんなに長い間、楽しませてあげたんですからねぇ」。その男はそう言った。蓮台寺温泉裸女殺害犯の嫌疑で逮捕された関口巽と、伊豆韮山の山深く分け入らんとする宗教集団。接点は果たしてあるのか?ようやく乗り出した京極堂が、怒りと哀しみをもって開示する「宴」の驚愕の真相。

宴の支度でお馴染みのキャラたちが巻き込まれていた怪しい団体が何を考えていたのか、全部が上手くまとまって集結した時はおおっとなった。京極堂は今まで裏方みたいなポジションにいたのが表に出てきて過去も少しだけ分かったし楽しかったけど気になる事も増えて全部いつかちゃんと分かるのかなとそこも気になってしまう。

| 2017.01.08 Sunday | 作家別・か行(京極夏彦) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「塗仏の宴 宴の支度」京極夏彦
評価:
京極 夏彦
講談社
¥ 1,152
(2003-09-12)
Amazonランキング: 33595位

「知りたいですか」。郷土史家を名乗る男は囁く。「知り―たいです」。答えた男女は己を失い、昏き界へと連れ去られた。非常時下、大量殺戮の果てに伊豆山中の集落が消えたとの奇怪な噂。敗戦後、簇出した東洋風の胡乱な集団六つ。十五年を経て宴の支度は整い、京極堂を誘い出す計は成る。シリーズ第六弾。

宴の支度と宴の始末で前後編なんだろうけどこれはこれで短編集として成り立っているから感想それぞれで書く事にしました。今までのシリーズに出てきたキャラが勢揃いしている。短編集だけど消えた村とか催眠術とかいくつか共通する要素があって、始末でどう繋がるのかなあと楽しみ。京極堂の妹の敦子も兄に負けずに捻くれているというか拗らせている感じがあるんだなあとここでやっと分かった。関口が逮捕されているし何でそうなったのかや所々あれ?と思う部分があったので後半も読んで謎が解けるのか期待してしまう。

| 2016.12.12 Monday | 作家別・か行(京極夏彦) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「絡新婦の理」京極夏彦
評価:
京極 夏彦
講談社
¥ 1,480
(2002-09-05)
Amazonランキング: 40467位

当然、僕の動きも読み込まれているのだろうな―二つの事件は京極堂をしてかく言わしめた。房総の富豪、織作家創設の女学校に拠る美貌の堕天使と、血塗られた鑿をふるう目潰し魔。連続殺人は八方に張り巡らされた蜘蛛の巣となって刑事・木場らを眩惑し、搦め捕る。中心に陣取るのは誰か?シリーズ第五弾。

京極堂シリーズ5作目。5冊目にして私は面白いとようやく思えました。エピローグが冒頭にあり、最初はよく分からないと思っていたけどラストまで読んでから冒頭に戻ると確信的な話をしていてとても面白い。目潰し殺人犯と絞殺犯と2つの事件が同時に起こっていて、それが最終的に重なってくるというのはいつもの京極堂シリーズだけど、それぞれのエピソードも気になる感じで謎解きの後半は一気読みだった。今回の蘊蓄は日本神話と民俗学って部分が多かったかな。そっちも今回は興味深くて良かった。

| 2016.11.02 Wednesday | 作家別・か行(京極夏彦) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「鉄鼠の檻」京極夏彦
評価:
京極 夏彦
講談社
¥ 1,471
(2001-09-06)
Amazonランキング: 17690位

忽然と出現した修行僧の屍、山中駆ける振袖の童女、埋没した「経蔵」…。箱根に起きる奇怪な事象に魅入られた者―骨董屋・今川、老医師・久遠寺、作家・関口らの眼前で仏弟子たちが次々と無惨に殺されていく。謎の巨刹=明慧寺に封じ込められた動機と妄執に、さしもの京極堂が苦闘する、シリーズ第四弾。

京極堂シリーズの感想はいつも長かった!というのがまず出てきてしまう。禅とか宗教ネタの話だったけど、その蘊蓄が相変わらず長くて分かるようで分からない、みたいな感じだった。犯人の動機が普通の人からしたらそんな事で!って話だけど、ずっとこの道を追及していた人からしたら凄く重要というか切実なんだろうなと思った。

| 2016.09.21 Wednesday | 作家別・か行(京極夏彦) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「狂骨の夢」京極夏彦
評価:
京極 夏彦
講談社
¥ 1,132
(2000-09-05)
Amazonランキング: 108228位

夫を四度殺した女、朱美。極度の強迫観念に脅える元精神科医、降旗。神を信じ得ぬ牧師、白丘。夢と現実の縺れに悩む三人の前に怪事件が続発する。海に漂う金色の髑髏、山中での集団自決。遊民・伊佐間、文士・関口、刑事・木場らも見守るなか、京極堂は憑物を落とせるのか?著者会心のシリーズ第三弾。

シリーズ3作目。最初の方を読んでいて面白そうだと思ったけど、読み進めるといつも通り長くて最初の面白いと思ったノリを保っていられなかった。複数の事件や出来事が繋がっていくのは終盤でおおっと思うのだけど、そこまで行くのが長くて一つ一つの事件の詳細を忘れてしまっているのが残念。

| 2016.07.28 Thursday | 作家別・か行(京極夏彦) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「魍魎の匣」京極夏彦
評価:
京極 夏彦
講談社
¥ 1,210
(1999-09-08)
Amazonランキング: 10507位

匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物―箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物は落とせるのか!?日本推理作家協会賞に輝いた超絶ミステリ、妖怪シリーズ第2弾。
関わる人たちは同じだけどそれぞれの事件の犯人や動きは変わっていて、ややこしいけれど一気に解明していく後半は面白かった。加菜子が一番可哀想だなと思った。加菜子は見つからないから諦めろと言われて一人早々に諦めてのんびりしている榎木津のシーンが面白かった。
| 2016.06.19 Sunday | 作家別・か行(京極夏彦) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「姑獲鳥の夏」京極夏彦
評価:
京極 夏彦
講談社
(1998-09-14)
Amazonランキング: 95764位

この世には不思議なことなど何もないのだよ――古本屋にして陰陽師(おんみょうじ)が憑物を落とし事件を解きほぐす人気シリーズ第1弾。東京・雑司ヶ谷(ぞうしがや)の医院に奇怪な噂が流れる。娘は20箇月も身籠ったままで、その夫は密室から失踪したという。文士・関口や探偵・榎木津(えのきづ)らの推理を超え噂は意外な結末へ。京極堂、文庫初登場!
京極堂シリーズの1作目。パッと見ただけで分厚いけど中身は結構テンポよく読めた。霊とかではなくちょっとした誤解の積み重ねが結果的に悲劇に繋がっていくのは読んでいてやりきれないものもあった。蘊蓄が少なければもっとスムーズに読めそうだった。
| 2016.05.24 Tuesday | 作家別・か行(京極夏彦) | comments(0) | trackbacks(1) |
 「旧談」京極夏彦
評価:
京極 夏彦
KADOKAWA/角川書店
¥ 648
(2016-01-23)
Amazonランキング: 20849位

雨が降りしきる夜道でうずくまる女に遭遇した、実直な武士のUさん。20年便所から出てこなかった商家のIさん。酒好きのMさんと一人娘を心配して狐に相談した女房の幽霊。猫になったYさんの母親。さらには、「稲生物怪禄」や、「播州皿屋敷」にまつわる裏話など、江戸時代の旗本・根岸鎮衛が聞き集めた随筆集『耳袋』から怪しい話や奇妙な話を選び、京極夏彦が現代の怪談実話スタイルに書き改める。新しく書かれた“旧い"怪談集。
『旧怪談 耳袋より』を改題して文庫化。
江戸時代の随筆集を現代風にした話。原文も載っていて、現代訳の後に載っているのでよく分からないながらも内容が掴みやすくて良かった。ホラーではないので怖いというより気味が悪いという感じだけどそれはそれで読み応えがあって良かった。
| 2016.03.03 Thursday | 作家別・か行(京極夏彦) | comments(0) | trackbacks(0) |
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