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 「3時のアッコちゃん」柚月麻子
評価:
柚木 麻子
双葉社
¥ 1,188
(2014-10-15)
Amazonランキング: 173095位

働き女子の悩み、ズバッと解決!明日の元気が湧いてくるサプリメント小説!心においしい短編集。

アッコさんシリーズ2作目。前半の2編はアッコさんがガッツリ出てくるけど後半の2編はアッコさんの会社がちらっと出てくるだけなので無理やり1冊にするために入れたのかなと思えなくもない。アッコさん、結構強引に関わってくるんだけど苦しんでいたり悩んでいたりする人たちに自分の意見を押し付けすぎるわけでもない距離感で見方が変わるようなアドバイスをしていて良いなあと思える。表題作が一番好き。

| 2017.10.12 Thursday | 作家別・や行(柚木麻子) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「その手をにぎりたい」柚木麻子
評価:
柚木 麻子
小学館
¥ 1,404
(2014-01-24)
Amazonランキング: 115691位

80年代。都内のOL・青子は、偶然入った鮨店で衝撃を受けた。そのお店「すし静」では、職人が握った鮨を掌から貰い受けて食べる。
青子は、その味に次第にのめり込み、決して安くはないお店に自分が稼いだお金で通い続けたい、と一念発起する。
お店の職人・一ノ瀬への秘めた思いも抱きながら、転職先を不動産会社に決めた青子だったが、到来したバブルの時代の波に翻弄されていく。一ノ瀬との恋は成就するのか?

バブル時代、高級寿司店の常連になろうと東京に残り働き続けた青子の10年間の話。あらすじ見て自分の好みではないかなとも思ったけど読んでみたら面白かった。こういう華やかな時代はもうこないだろうから羽振りの良さに羨ましくもあった。青子は寿司屋の一ノ瀬さんに恋心を持っているけれどお互いに気になりつつも付き合わずに客と店員という関係で居続けていて切ないけどそれはそれで良い関係なんだろうなと思えた。

| 2017.04.09 Sunday | 作家別・や行(柚木麻子) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「私にふさわしいホテル」柚木麻子
評価:
柚木 麻子
扶桑社
¥ 1,543
(2012-10-26)
Amazonランキング: 369350位

「元アイドルと同時受賞」という、史上最悪のデビューを飾った新人作家・中島加代子。さらに「単行本出版を阻止される」「有名作家と大喧嘩する」「編集者に裏切られる」etc.絶体絶命のトラブルに次々と襲われる羽目に。しかし、あふれんばかりの野心と、奇想天外なアイデアで加代子は自分の道を切り拓いていく―。何があってもあきらめない不屈の主人公・加代子。これぞ、今こそ読みたい新世代の女子下剋上物語。
小説家の加代子がのし上がっていく話。痛快で面白かったけど、ラストの話は加代子の気持ちが痛々しくも感じられてくる話だなあと思った。東十条と騙し合いをしながらいつしか戦友のようになっている絶妙な距離感とかが好きだった。
実在の作家も色々出てきて個人的には朝井リョウのくだりには読んでいて笑った。作中ではちょっとキザなキャラにされているしネタにされているなあと面白かったけどアマゾンレビューの話は実話なんだろうなと思った。
その他加代子の出版界や本に対する気持ちは柚木さんの思いでもあるのかなと想像しながら読んでしまった。
| 2015.12.02 Wednesday | 作家別・や行(柚木麻子) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「早稲女、女、男」柚木麻子
評価:
柚木 麻子
祥伝社
¥ 648
(2015-09-02)
Amazonランキング: 29689位

早稲田大学四年の早乙女香夏子には、留年を繰り返す脚本家志望のダメ男・長津田という腐れ縁の彼氏がいた。しかし、必死で就活に励んでいる間に後輩の女子が彼に急接近。動揺する香夏子だが、内定先の紳士的な先輩に告白されて…。自意識過剰で不器用で面倒臭い早稲女の香夏子と、彼女を取り巻く微妙な距離感の女子五人。傷つきながら成長する女子たちの等身大の青春小説。
早稲田大学に通う香夏子を中心とした短編集。色んな大学の子が出てくるけど、大学によって女子の性格ってこんなにもカテゴライズされてしまうのかと思ったけど、何となくそこに通ってるっぽいみたいな空気になったりするのかな。香夏子もだけどメインになる女子はどこかイタい部分を持っていて読んでいて辛い所もあるんだけど、みんなそうなんだって思えるし終盤で香夏子の腐れ縁の元カレである長津田の言っている事を読むと男の人だってそうなんだって思えて少し安心出来たりもした。
最後もハッピーエンドになれたし良かったなあと思う。しかし香夏子の指輪が何をしても最終的には手元に戻ってくるのが笑えた。
| 2015.09.12 Saturday | 作家別・や行(柚木麻子) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「けむたい後輩」柚木麻子
評価:
柚木 麻子
幻冬舎
¥ 1,620
(2012-02-24)
Amazonランキング: 210312位

大学で元詩人の先輩・栞子に出会い、心酔していく真実子。親友を栞子に取られたようで美里は面白くない。一方、栞子の恋人・蓮見教授は美里の美貌に心を奪われて―。女子大で入り交じる、三者三様のプライドとコンプレックス。
中学生の頃に『けむり』という作品集を出した栞子と、彼女と大学で出会ってから慕っている真実子の4年間の話。作品を出したといってもコネのようなものでそれ以来くすぶっている栞子なのに何故かずっと慕っている真実子なんだけど、作中で色々学んでいったり実は裏で為替をしていたりとか一番したたかだった気がする。こういう子苦手なタイプだな。栞子もダメンズに惹かれてしまったり考え方とか分からなくもない思考しているだけに今後は自分の道を切り開くような人になってほしいなと思った。
| 2015.06.14 Sunday | 作家別・や行(柚木麻子) | comments(0) | trackbacks(0) |
 「ランチのアッコちゃん」柚木麻子
評価:
柚木 麻子
双葉社
¥ 580
(2015-02-12)
Amazonランキング: 16032位

地味な派遣社員の三智子は彼氏にフラれて落ち込み、食欲もなかった。そこへ雲の上の存在である黒川敦子部長、通称“アッコさん”から声がかかる。「一週間、ランチを取り替えっこしましょう」。気乗りがしない三智子だったが、アッコさんの不思議なランチコースを巡るうち、少しずつ変わっていく自分に気づく(表題作)。読むほどに心が弾んでくる魔法の四編。読むとどんどん元気が出るスペシャルビタミン小説!
アッコちゃんと聞いてひみつのアッコちゃんかと思っていたら和田の方でそっちか!となりました。
派遣社員の三智子は一週間だけランチを交換しようと言われ、部長のアッコさんが普段食べているランチを食べる事に。このアッコさんのランチがジョギングして行ったりとか結構ハードなんだけど、次第にこの次はどんなランチだろうと楽しみになっている三智子同様、こっちも楽しくなってくるような話だった。誰かと美味しいご飯を食べたくなる。他の話もサクッと読めるけど後味は悪くないし好みだった。続編も読んでみたい。
| 2015.03.25 Wednesday | 作家別・や行(柚木麻子) | comments(0) | trackbacks(1) |
 「王妃の帰還」柚木麻子
評価:
柚木 麻子
実業之日本社
¥ 1,512
(2013-01-19)
Amazonランキング: 374458位

聖鏡女学園中等部二年の範子は、仲良しグループで地味ながらも平和に過ごしていた。ところが、公開裁判にかけられ地位を失った滝沢さんを迎えることとなりグループの調和は崩壊!範子達は穏やかな日常を取り戻すため「プリンセス帰還作戦」を企てるが…。女子中学生の波乱の日々を描いた傑作長編。
柚木さんの著作初読みでした。前情報なく読んだけど、読みやすい文章と好みの題材で面白く読めた。

お嬢様中学に通う範子はクラスにあるグループの中でも一番地味なグループに属し、他のグループの人に嫌われないよう空気を読んで過ごしていた。ある時、クラス一輝けるグループにいた滝沢さんがクラス内のもめごとによりグループからハブにされてしまう。一人孤立した滝沢さんを見かねた範子たちは彼女を自分のグループに入れるけれど、滝沢さんは自分勝手な振る舞いをして範子たちは振り回されてしまう。

女子高にいた人とかは絶妙な女子のグループ描写にあるあると思うのではないかな。私がそうだった。懐かしさと苦さが半々といった所かな。
滝沢さんを元のグループに戻そうと決めた範子たちだけど、そのせいで元々の範子たちのグループ4人の仲がぎこちなくなってしまったり、範子は離婚して女手一つで自分を育ててくれた母親が、範子の担任と付き合っている事を知ってしまったりと、範子や滝沢さんなど周囲の人たちの成長を描いた物語。最終話を読んだ時に、苦い終わりなのかなと思ったら、エピローグでほっとしたなあ。グループは違ってもこれからも交流出来たり友達でいられたら良いよなあと思う。前半ではこの子どうなのよと思っていた滝沢さんの成長がめざましくて良かったな。
| 2013.07.14 Sunday | 作家別・や行(柚木麻子) | comments(0) | trackbacks(1) |